トレーダーは皆さん、毎日のトレードの記録を付けていると思います。
 
売買日記を書いて、いつどこで売買したか、なぜ売買したか、を振り返ると良い、と言われていますね。
私も10年間、ずっと売買日記を書き続けています(^^)/
 
私は、売買日記にある工夫を1つすることで、トレードの技術がだいぶ上達しました。
そのやり方をご紹介しますね。
 

勝てるトレード手法はあっても、うまく利益を出せるとは限りませんよね。
 
・ルール通りにやれば良いのに、恐怖を感じたり、躊躇したりして、思わず違うことをやってしまった。
 
・後から冷静に見れば、どうすれば良いか分かるのに、トレードしている時にはそれが分からなかった。
 
私にもそういう時期がありました。

売買日記は、自分のトレード結果をきちんと記録すること。
そして、その時に自分が感じた感情を書き留めておくと、後から振り返ることができる、と教わりました。
 
でも、自分の場合は、このやり方は合いませんでした。
 
ありのままの結果や感情を売買日記に書くと、上手くできなかった事実や、その時のネガティブな感情を書くことになります。
これを毎日続けると、「いかに自分がダメなトレーダーなのか」を、自分に刷り込んでいくことになってしまいます。
 
また、「上手くできなかった」ことを書くのが当たり前になってきて、ルールを破るのが当たり前になっていきます。
「なぜルール通りにできなかったか」を毎日書いていると、ルールを破るいろいろな言い訳(上値抵抗線に厚い売り板があったとか、日経平均が下落していたとか)が上手くなっていきます。
 
売買日記を書くことが、むしろ、逆効果になってしまいました。
 

そこで、逆に、ルール通りの正しいトレードはどうあるべきだったかを、売買日記に書くことにしました。
たとえ、実際のトレードでは躊躇して出遅れたり、利益確定が早すぎたりしたとしても、ルール通りの正しいエントリーと手仕舞いのポイント、正しいエントリーと手仕舞いの理由を書くのです。
 
いわば、売買日記の捏造です(^^;
 
これを毎日続けることで、だんだん、正しいトレードが頭に刷り込まれていって、自然と、正しいトレードを実践できるようになります。
 

また、トレードの損益も、ルール通りに正しくトレードしたらいくらになったか、を記録していきました。
 
もちろん、上手くトレードできなかった時は、実際の口座残高とは差が生じてしまいます。
ですが、それを見ることで、結局ルール通りにトレードするのが一番利益が出る、と分かりますし、ルールを破ることでどれだけ損しているかが実感できます。

もし、勝てるトレード手法はあるのに、うまく利益を出せていないのであれば、売買日記を捏造して、まずは日記の中で理想的なトレードを実践してみてはいかがでしょうか。

 

 

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