トレードを続けていると、トレードが上手くいかない時期もありますよね。
「勝てる!」と思ったのに負けてしまったり、「ここをブレイクしたら大きく伸びる!」と思ったのにすぐに戻ってしまったり。
逆に、「これは見送った方がいいな」と思ったものが大きく上昇したり、「しばらく何も起きないだろう」と思っていたら急に大きく動いたり。
こんなことが続くと、思わず、「どうも相場の動きが読めない」「今の相場の動きは良く分からない」などと、愚痴をこぼしてしまうこともあると思います。
そんな時、皆さんはどうしていますか?
やる気や向上心の高いトレーダーであれば、
「では、どうすれば今の相場の動きを読めるのか?」
「どうすれば、今の相場の動きに合わせたトレードができるのか?」
と考えてしまうかもしれません。
「相場の動きが読めない」という問題を、何とかして解決して、相場の動きが読めるようにしよう、という訳ですね。
ですが、自分が思わず口にした言葉を、良く考えてみましょう。
「どうも相場の動きが読めない」「今の相場の動きは良く分からない」
もしこの言葉を、「自分には相場の動きを読む能力が足りない」と解釈してしまうと、
「では、相場の動きを読めるように努力しなければいけない」
となってしまいます。
しかし、この言葉は、自分は相場の状況をちゃんと認識できていて、それが口をついて出てきたのだ、と考えることもできます。
つまり、
「どうも相場の動きが読めない」「今の相場の動きは良く分からない」
という言葉は、
「今の相場は、自分のトレード手法とは合わない時期だ」
と判断した、という意味になります。
もしそうであれば、トレーダーとしてやるべきことは、
× 何とかして今の相場を読めるようになること
ではなくて、
○ 今はトレードを休むこと
が正しい行動、ということになります。
せっかく、「どうも相場の動きが読めない」「今の相場の動きは良く分からない」と分かっているのですから、無理にトレードをしようとせず、しばらくトレードをお休みするのも良いと思います(^^)