皆さんは、ついポジションを取りたくなってしまう「ポジポジ病」に罹っていませんか?
私も、やらなくていいトレードを、つい仕掛けてしまうことがあります(^^;
今回は、私が余計なトレードをしないためにやっている方法を紹介します。
皆さんが「ポジポジ病」を治すのに参考になれば幸いです。
■何故、ポジションを取りたくなるのか
まず、何故つい余計なポジションを取りたくなるのか、を考えてみました。
トレーダーは、事前に銘柄を調べたり、チャートを見てシナリオを考えたり、いろいろと準備をしてから、ザラ場に臨みます。
すると、せっかく準備をしたのだから、その準備を無駄にしたくない、トレードを実行したい気持ちが湧いてきます。
特にチャンスもなく、何もトレードせずに終わってしまうと、ザラ場を見ていた時間が、ひどく無駄な時間を過ごしたような気持ちになります。
つまり、
ポジションを取って、トレードを実行した = 準備した甲斐があった
ポジションを取らず、何もしなかった = 準備した時間も、ザラ場を見ている時間も無駄だった
という連想が働いていました。
■ポジションを取っても、取らなくても、同じだけ「仕事」をする
そこで、ポジションを取らなくても、実際にポジションを取ってトレードした時と同じだけ「仕事」をすることにしました。
皆さんは、トレードをしたら、いつどこでエントリーして、いつどこで手仕舞いして、損益がいくらになったか、記録を取っていると思います。
これを、ポジションを取らずに、トレードを見送った場合でも、記録を残すことにしました。
こんな感じの記録です。
●実行したトレード
2月27日 A社 300円→320円 2万株 +40万円
2月27日 B社 800円→795円 1万株 -5万円
●ポジションを取りたくなったけど見送ったトレード
2月27日 A社 325円→315円 2万株 -20万円
2月27日 B社 790円→795円 1万株 +5万円
2月27日 C社 500円→490円 1万株 -5万円
こうすることで、たとえトレードを一度も実行しなかったとしても、その日の成果はきちんと残ります。
ちゃんと「仕事をした」という実感があるので、時間を無駄にした、という感じがなくなってきます。
■振り返れば、ポジションを取らなかったおかげでいくら利益が残っているかが実感できる
さらに、後からこの記録を見直すと、ポジションを取っていたらいくら損していたか、つまり、ポジションを取らなかったおかげで手元にいくら利益が残っているかが実感できます。
さきほどの例では、ポジポジ病のせいで20万円も損して、手元に残る利益が半分以下になっていたことが分かります。
こうした振り返りによって、
ポジションを取らず、何もしなかった = 利益を残せた
という連想ができます。
こうしたやり方で、私は、余計なトレードをすることが無くなっていきました(^^)