【4563 アンジェス】は、今日も凄かったですね!

これで、3日連続のストップ高です。
2月20日(水)の終値635円から、今日の終値1035円まで、およそ63%も値上がりしました。



ここ2日間とは違って、今日は寄り付きがほぼ安値、大引けが高値の、ほぼ丸坊主の大陽線となりました。
ですから、寄り付きで買って、ストップ高になるまで、ただ持っているだけで大きな利益を得られました。

しかし、実際には、寄り付きで買うのも、ストップ高になるまで持っているのも、難しかったかもしれません。

■朝は、気配値が急落

今日も、朝の早い時間から、大量の成行買い注文が出て、大ギャップアップしそうな気配でした。
ストップ高は1035円ですが、8:30を過ぎても、ストップ高寸前の1020円あたりまで寄り付かなそうな気配でした。

しかし、朝早い時間に、やたら気配値が高くなっているのは、却って不安もあります。
本当は売りたい人が、株価が上がりそうな雰囲気を演出するために、わざと買い注文だけを出して、売り注文を出さないことがあるからです。
実際、9時のスタートの直前になって気配値が急落し、結局、前日とほぼ変わらずに寄り付くことも良くあります。

案の定、9時が近づくと、次第に気配値が下落してきました。
【4582 シンバイオ製薬】は、一足先にギャップダウンの気配に変わりました。
【4563 アンジェス】は、8:50になってもまだ999円と高い値段を維持していましたが、その後に気配値は急落し、結局、前日からわずか15円高の900円で寄り付いてしまいました。

ザラ場が始まる直前に、気配値が100円も下がってしまったのですから、ここで買おうと考えるのは難しいかもしれません。

■寄り付き直後は、乱高下

9:01に900円で寄り付いた後は、およそ7分に渡って、900~940円の間で乱高下しました。



9:01に一瞬900円を割りましたが、その後はずっと900円の始値を割らなかったので、寄り付きで買っていれば、損切りせずに済んだように見えるかもしれません。

しかし実際は、9:05に939円まで上昇したのに、わずか2分後の9:07には900円の始値まで急落しています。
このような値動きを見ては、ポジションを維持するのは難しかったかもしれません。

そもそも、前日2月22日(金)は840円から885円まで、値幅は45円でした。
今日は、わずか1分ほどで、前日の値幅とほぼ同じ範囲を乱高下するのですから、冷静に見るのは難しかったかもしれません。

■ストップ高には、150万株ほどの厚い売り板が控えている

その後、株価は一方的に上昇していきましたが、1035円のストップ高まで届くかどうかは、疑問に思っていた人もいると思います。

1035円のストップ高には、およそ150万株もの厚い売り板が出ていました。
すでに、前日比でも10%以上も上昇していますので、ここから大口の買い注文が出てストップ高に張り付くよりは、利益確定の売りが出てきてもおかしくない、と考えた人もいると思います。

それでも、10:13には1035円のストップ高まで上昇してしまいました。
もっとも、この時点ではそれほど大口の買い注文は出ておらず、ストップ高には張り付かずに、下落に転じました。

ですが、午後には再びストップ高を目指して上昇していきました。
結局、最後には50万株以上の大口買い注文も出て、ストップ高に張り付いてしまいました。


その後、夜間のPTS(私設取引)では、1090円あたりまで上昇しています。
【4563 アンジェス】の強さには驚きますね。

 

 

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