やるのはすごく簡単で、時間もほとんどかからず、勝率も利益率もとても高い、と思っているトレード手法があります。

それは、17時から始まる夜間のPTS(私設取引)で、誤発注を狙うトレードです。

実際、今日2月14日(木)にも、チャンスがありました。
【3990 UUUM】が、株価は6750円のはずなのに、なんと、1000円も安い、5790円で売られていたのです!

この注文は、17:00のPTSのスタート直後に売買が成立していました。

もちろん、これは誤発注でしょう。
その後すぐに、6750円を挟んで、買いと売りの正しい注文が並びました。

17:00に5790円でこの株を買えた人は、すぐに、6750円あたりで売れたはずです。
1単元は100株なので、およそ10万円の利益です


夜間のPTSでは、しばしば、誤発注が出ます。
今回のように、一番上の数字を1つ間違えてしまうケースもしばしば起きていて、今回のようなビッグチャンスになります。

やり方としては、17時になったら、あり得ないような安い値段で買い注文を出すだけです。


ただ、私は、このトレード手法は勝てる方法だと思っていますが、デメリットも多いので、自分ではやっていません(^^;


■デメリット

(1) めったに起こらない

誤発注はしばしば起きるとはいえ、めったに起きるものではありません。

誤発注を狙うには、毎日17時ちょうどにパソコンの前に座って、万が一の大当たりに備えて注文を出す必要があります。
ですが、毎日毎日、空振りが続くことになりますので、心理的にはけっこう辛いです。

(2) 競争率が高い

17時のPTSのスタートと同時に、おそらく誤発注を狙ったトレーダーが一斉に注文を出します。
それほど多くはありませんが、早いもの勝ちなので、ちょっと遅れると、取り逃がすことになってしまいます。

(3) 惜しくも逃すと悔しい

他のトレーダーに一歩出遅れて取り逃がす、というケースだけでなく、指値の値段がちょっとだけ及ばずに取り逃がすこともあります。

例えば、今日の【3990 UUUM】では、誤発注で売られたのは、5790円でした。
もし、ストップ安の5750円で指値をしていたら、せっかくのビッグチャンスが起きたのに、たった40円をケチったことで、取り逃がしてしまいました。

めったに起きないビッグチャンスだからこそ、こうしたわずかな違いで取り逃がすと、心理的には辛いです。

(4) 大きな資金が使えない

PTSはもともと出来高がたいへん少ない上、誤発注をするような人は、たいてい1単元の注文しか出しません。

なので、パーセントで言えば大きな利益ですが、金額で言えば大した利益にならないことが多いです。

対処法としては、1単元の金額が高い銘柄だけを狙う、くらいです。

(5) 17時ちょうどの悪材料に気づかない

夜間のPTSは、17時にスタートします。
一方、17時には、適時開示情報などのニュースが発表されることが多いです。

非常に悪いニュースが発表されると、PTSでかなり安い値段で売り注文が出ます。

このトレード手法では、17時になったらすぐに買い注文を出します。
ですので、悪いニュースに気づかず、誤発注だと勘違いして買ってしまうリスクがあります。

対処法としては、17時に悪いニュースが出ていないことを確認してから注文を出せば良いのですが、そうすると、他のトレーダーに一歩出遅れて取り逃がす可能性がかなり高くなってしまいます。


という訳で、私はあまりメリットを感じられず、実際にはやっていないのですが、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

 

 

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