今回のサンバイオ・ショックで、大きな損失を出してしまった方もいると思います。
私は幸い、今回のサンバイオ・ショックには遭いませんでしたが、過去には、買った銘柄に悪材料が出て、ストップ安になり、大きな損失になったこともあります。
大きな損失を出してしまうと、どうしても、「何でこんな株を買ってしまったのか?」という後悔の念が出てくると思います。
もちろん、トレード手法が定まっていなかったり、資金管理ができていなかったのであれば、反省する必要があります。
ですが、もし、勝てるトレード手法があって、その通りに実践していたのであれば、この結果は受け入れるしかありません。
大損失は避けられない運命だったし、避ける必要も無いと、受け入れるのです。
とはいえ、しばらくは、「何でこんな株を買ってしまったのか?」という後悔で、頭がいっぱいだと思います。
そこで、まずは後悔の念に身を委ねて、「何でこんな株を買ってしまったのか?」をとことん考えてみて下さい。
その株を買った時に立ち戻って、もう一度、頭の中でトレードをやり直すのです。
すると、勝てるトレード手法があって、その通りに実践していたのであれば、もう一度やり直しても、同じ判断しかできず、損失は避けられないことが分かるはずです。
これを、自分が納得できるまで、何度も何度も繰り返します。
そうすることで、次第に、「避けられないのだから仕方が無い」と、受け入れられるようになります。
また、過去には、同じようなパターンで、利益を出したトレードもたくさんあったと思います。
それらのトレードをすべて思い出して、書き出してみて下さい。
すると、今回は大損失だったけれども、同じパターンのトレード結果をすべて合計すれば、トータルでは勝っていることが分かるはずです。
確かに、今回の大損失をもし避けられるのなら、トータルの利益もかなり大きくなるので、もったいない、とは感じるでしょう。
ですが、別に損失を避けなくても、自分のやっているトレード手法は勝てる手法であり、今後もこのまま続ければ良いのだ、と納得できると思います。
予想外の大きな損失は、メンタルに大きなダメージを与えます。
ですが、勝てるトレード手法があるのなら、これからも同じようにトレードをすれば、大丈夫です。
メンタルを回復させて、これからのトレードで最高のパフォーマンスを出すことを考えましょう。
とはいえ、どんなトレード手法にも改善の余地はあり、損失から学ぶことも多いでしょう。
メンタルが回復したら、勝てるトレード手法をさらに改善できないか、研究することも大切だと思います。