1月29日(火)の【4592 サンバイオ】は、下がるのか上がるのか、非常に悩ましい値動きで、トレードが難しかったです。
買い目線か、売り目線か、自分の考えもころころ変えながらトレードしました。
■買い目線から売り目線へ
これまで上昇が続いている【4592 サンバイオ】は、私も買いで保有していましたが、前日1月28日(月)の引け後に悪材料が出てしまいました。
サンバイオ、今期最終を赤字拡大に下方修正
この結果、28日(月)のPTS(夜間取引)では、10850円あたりまで下落しました。
29日(火)も10850円あたりで寄り付けば、ここ最近の11000円の下値支持線を割り、三角持ち合いを下にブレイクする形になります。
さらに、この夜のダウ平均は一時413ドル安と大きく下落しました。
そのため、日経平均や東証マザーズも、下降トレンドに転換しそうに思えました。
ですので、保有している買いポジションは手仕舞いして、さらにドテンで空売りする想定を立てていました。
■売り目線から買い目線へ
1月29日(火)は、朝からギャップダウンの気配で、8:24頃には、気配値は10750円あたりまで下落しました。
ところが、9:00の寄り付きが近づくと、次第に気配値が上昇してきました。
8:42頃には、気配値は11000円を超えて、下値支持線を割らない可能性が出てきました。
さらに、9:00の直前になると、急に気配値が上昇して、結局、ギャップダウンすらせずに、11200円の前日終値と変わらずに寄り付きました。
悪材料でギャップダウンしてもおかしくない状況で下落しないこと、特に、寄り付きの直前の気配値の動きが強かったことから、この時点で、「やっぱり今日は上昇しそう」と考えを変えました。
そして、買いポジションをそのまま保有し続けることにしました。
■買い目線から売り目線へ
11200円で寄り付くと、すぐに11350円まで急上昇しました。
ところが、上昇の勢いは一瞬だけで、すぐに急反落して、11200円の始値を割り、さらに、11160円の前日安値も割ってしまいました。
マザーズ指数は、寄り付きの時点で、前日安値を割っており、下降トレンドに転換したように思えます。
ですので、この時点で、「やっぱり今日は下落しそう」と考えを変えました。
そして、保有していた買いポジションを手仕舞いして、すぐに、新たに空売りしました。
その後も、一方的には下落せず、大きく上昇する場面もありましたが、11200円の始値を超えず、日足が陰線でいる間は、売り目線のまま、売りポジションを保有し続けました
■売り目線から様子見へ
ところが、10:13に急に株価が上昇し、一気に11200円の始値を超えてしまいました。
この時点で、売りポジションを手仕舞いしました。
さて、この時点で、【4592 サンバイオ】は陽線となったので、「やっぱり今日は上昇しそう」と考えを変えて、買い直しても良いかもしれません。
ですが、この時点ではまだ、マザーズ指数は始値を超えておらず、陰線のままでした。
【4592 サンバイオ】も、マザーズ指数も、いったん前日安値を割って、上昇トレンドが崩れています。
もしこのまま、前日高値を超えなければ、日足は高値、安値ともに切り下げて、下降トレンドに転換した形になります。
ですので、買い直しはしませんでした。
逆に、どこかで急反落するようなら、もう一度、空売りでエントリーするつもりで見ていました。
結果的には、【4592 サンバイオ】は前日高値を越えて、11860円まで上昇し、大陽線となりました。
結局、買ってもダメ、売ってもダメと、【4592 サンバイオ】の値動きに振り回された一日となりました(^^;
ところが、引け後に
再生細胞医薬品「SB623」慢性期脳梗塞を対象にした米国でのフェーズ2b臨床試験の解析結果の速報について
という悪材料が出て、15~16時のPTS(私設取引)では、8200円のストップ安まで暴落しています。
夜間のPTSでも、8710円のストップ安に24万株以上の大量の売り注文が出て、ほとんど取引が成立していません。
もしも、11200円で買い直していたら、そのまま持ち越して、ストップ安で大損していました。
避けられたのは幸運でした。