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『彗星の尻尾』〜Project Leaderのブログ〜

今から一年ほど前
『このプログラムを演奏したい!』
まさかのノリと勢いで結成!
一期一会オケ。

指揮に河上隆介氏を迎え、爆奏します。
果たして、Xデーに演奏されるその曲は?!
そして、音楽のその先にあるのは…?!

一日空きましたが、、、


アンケートの続き。


今回最大の目玉・ショス7は、どうやら好評のようで、心から安堵しております♪


実は私、自分のソロが終ったあたりから意識が朦朧とておりまして。
ところどころ、物凄く記憶に残ってはいるのですが…
でも、舞台上で共に闘った皆が、それぞれに頑張っていたことは、ちゃんと知っています。


本当は誰よりも正確な音程をしていたのに、音色が目立つこともあって、練習ではやたらと高く聴こえてしまっていた1st.トランペット氏。
『合ってるけど間違ってる!!!』
と、ゲネプロの際私がツッコミ入れてしまったら、
『直せません』とかサクッと反論してくれつつも、後日楽器屋さんに走り、『音程低くなるミュート』を調達してくれました。

ステリハの後、『スゴイ!!!今日音程ピッタリ♥』といえば『まぐれです』。
本番後の打ち上げにて『やっぱりスゴイです!!!まぐれじゃないです!!!』といえば、『二回成功したこと自体まぐれです』。
彼は、本当に格好よかったです…。

まさかの『楽器三本持ち替え(ピッコロ、フルート、アルトフルート)』をしてくれたフルート様。毎度お疲れ様でございました…
フルートチームは、ショス7経験の余裕を持つ人も、そうでない人も、表情豊かに(ココ空気が足りない!!!もうちょい吸っとけばよかった!!!とか、物凄くわかりやすかったです(笑))吹かれる姿が素敵でした。

ご好意で、所属される他のオケから楽器を借りてくださったチーム・パーカス。実は、演奏会費が安く上がったのは、彼らの活躍もあったからなのです。

静かにノリノリだったティンパニ君と、直前までヒリヒリしていた割には本番大爆発してくれたスネア君コンビ(笑)
『ちちんぷいぷい』に入る時、最初のフレーズの演奏は、もはや神業レベルでした。そしてその後、、


笑顔すぎだよ!!!
美味しすぎだよ!!!


弾きながらツッコミたかった…スネア君のあのドヤ顔はあまりにもキョーレツでした。


『俺を呼ぶってそーゆーことでしょ♥』
実はエスクラさん、ビオラ主席の彼女とは違って、本当に『その筋の人』でした。こちらで楽器を借りられて勝手が効かないところを、それでもまぁあエライ勢いで吹いていただきました(笑)
第二楽章、途中で吹っ飛ばされるかと思った。
そして、彼に遅れを取るまじと頑張ってくれたクラリネットの皆様、一瞬指揮者の追い越しまで発生!!!
一瞬血の気が引きかけましたが、そこはうま~く収拾つけてくださり助かりました(笑)

他、いずれのパートも本番で最高のパフォーマンスをしてくださったこと、自分がその場に居合わせられたことには本当に感謝しつつ…



『今回、ショス7は暗譜できません~…』

自ら譜面持ってステージに上がるくらい緊張していた(?)マエストロ。





実は彼








振り間違えたんです!!!!!!




第四楽章終盤。
同じパターンがビオラでもある箇所。

ステリハでビオラが1小節分早まって出てしまい、やり直ししていたのですが…

本番ではなんとマエストロご自身がやらかしてしまったのです。
(マエストロの許可いただいてこのネタ出してます。ちなみに、打ち上げの中華料理店でも、その後楽譜返送時にいただいたメールでも、このことを延々と悔やんでおられました。)

1st.ヴァイオリンに出したキューが1小節分早かった!!!


こちらも一応音楽は分かった上でやってはいますが、長い休みの最中、自分の入るまでのカウントも勿論しておりましたので、、

その瞬間は、クラリネットの暴走の100億倍ほど驚愕しました。




ず、ズレた?!



結局、チーム1st.は誰一人ミスすることなく、正しい演奏をできたのですが、、
その実、最前列ではマエストロと微妙なやりとりをしておりました。
マエストロは、
『いいですいいです合ってます』
的なことを仰ってたような…(笑)
しかしこちらは、
『はいそーですかでももう入るところだから弾き始めちゃいますよいいですねー?』
と目線で応える。
恐らく、相当なレニングラードファンにしか、あのドッキリシーンはお分かりにならなかったかと思います。
しかし、熱く暑い舞台上で、今回最大に肝が冷えた瞬間でした。







と、そんなハプニングがちょいちょい起きつつも。
どうにか無事に通り、最後は、先にも述べた『河上マジック』に総勢百名がハマり、華々しくフィナーレを見ることができました!!!



…ん?


『鳥肌ものの演奏』



だったって?





そりゃそーでしょー。
こちらも、色んな意味で鳥肌ものでしたとも(笑)
どうやら、客席の皆様と一体感をもってショスタコーヴィチを演奏できたようですね!!!(…ホント?)





★以下、少々演奏のフォローをば★
・第四楽章中盤の低弦ピッツィカートは、
『音程無くなるくらい強く打つように。(やれ、やってしまえ!!!)』
作曲者御本人直々の指示でございます。
一部のお客様から、
『音程のないピッツィカートはいかがなものか』
とのお叱りを受けましたが…

Comet Projectの低弦は、以上の指示を忠実に守った演奏を行ったのであり、決して下手くそではございません!!!
そのようなわけで、我々はこの件に関する一切の異議を受け付けません。悪しからず!