「ギフテッド」(ギフティッド)というワードは本ブログでは

「天才児」「秀才」「恵まれた子」という解釈ではなく

「知的能力と精神年齢が合わないことから様々なことに不得意があり、生きづらさを感じている支援が必要な人間

…として書いています

 

現状、息子(未就学児)は周囲のお子さんより何かの能力が秀でている、学力が上である…といったことはなく、「高校レベルの数学が解ける!」…等の優れた能力も持ち合わせていません。

どちらかと言うと主に行動面で「問題児」として多くの悩みや躓きを抱えています。

 


 

2月ももう終わり。

 

4年にわたった息子・るーの幼稚園生活も間もなく終わろうとしています。

 

今回は、あたしの人生でもう二度と来ないこの「卒園直前」の心境をつらつら書きたいと思います…。

 


 

上の子の時のこと 

 

わが家は子どもが2人。

 

なので、一度この「卒園直前」の時期を経験しています。

 

上の子は息子のような子ではなく、定型発達と言っていい…と思います。

最近になって若干周囲に合わせられないというか、トラブルを抱えているので何とも言えない部分もあるんですが…。

 

なのであたしも、ごくごくフツーの幼稚園児の母でいられました。

コミュ障気味だしママ友いませんけど 笑

 

この時期はねー、もうお弁当作っては

 

「もう幼稚園生活でお弁当作ることないんだ…」

 

ってウルッ。

 

送迎バスに乗せては

 

「このバスに乗るのもあと〇回…」

 

ってウルッ。

 

多分、卒園1ヶ月くらい前から何かにつけて涙目になってた気がします。

 

そんな日々が終わりを告げた日のことも、よーく覚えていますし。

 

当時、一緒にバスに乗っていた子が卒園と同時に東京へ引っ越してしまったこともあり…。

 

その別れも含め人生の1ページとなりました。

 

懐かしいな…って思い出すと今でもちょっと泣きそうになります。

 

幸せだったな、ってね。

 

 


 

息子の場合 

 

それに比べて、今…。

 

不安しかない

 

1ヶ月前なんてもんじゃなく、年長になってから時折泣いてます。

 

ウルッ…なんてもんじゃない、ガチ泣きです。

 

涙垂れ流しながら、幼稚園のお迎えの時に車運転しています。

危ないからやめましょうね

 

だってね、今以上に手厚いサポートを受けられる日々なんて二度と来ないんですよ?

 

ぬくぬくした温室から、荒れた海に投げ出されるようなもの。

 

息子はすぐに成長するわけじゃない。

 

そりゃ不安しかないですよ。

 

今の幼稚園の先生たちみたいな先生が小学校にいるはずがない。

忙しいとかそういう意味でね…

 

息子を肯定してくれる先生、お友達に囲まれている今

 

まったくのゼロからのスタートになる小学校

 

…もうそれだけで、不安で不安で泣けてしまいます。

 

正直

 

「ああーん、幼稚園生活が終わっちゃうー寂しい☆」

↑ 悪意感じるな、この☆

 

…なーんて、ごくごく普通の感覚にはもはやなれません。

 

精一杯準備した小さな舟で、大海に出るような…そんな気持ち。


 


 

息子にとって、幼稚園生活はどうだったんだろう。

 

過集中により、一斉指示が通らないことから発達遅れを疑われた満3歳児時代。

 

「3歳児検診では異常なかったんですよね??」と訝しげに言われた年少時代。

 

「どこかで訓練(=療育)のようなものを受けた方が…」とはっきり言われた年中前半。

 

「ぼく、この幼稚園に行く」と見学して即決、転園した年中の秋。

 

これまでと違い、静かで落ち着いた環境下でひたすらやりたいことをやらせてもらえた年中後半。

 

再び加害事件を起こしてしまったこともあったけど、お友達も含めみんなが息子を受け入れ、認めてもらえた年長の1年間。

 

少なくとも、転園によって本当の意味での「居場所」を得ることができた1年半。

 

この1年半が、今後も息子の人生の中で光り輝くものになると思います。

 

そしてあたしの中では、いかに「環境」が大切かを教えてもらえた1年半。

 

あたし自身は誰にも心を開かず、深く関わることを避けた1年半でもあったけれど。

普通に挨拶や世間話はしても、幼稚園の外での茶話会や遊びの機会には参加できませんでした。

あたしのいる場所で、他の保護者がいる前で息子が他の子と明らかに違う…ということがあったり何か訊かれるのを恐れてのことでした。

幼稚園も自宅から遠いし同じ小学校に行く子はひとりもいないから、いいと言えばいいんだけどね。

 

そんなあたしを含めて、温かい人が多かったなと思っています。

そうではない人もいたけど、敵対していたわけでもないのでOK

 

とにかく先生が温かかった。

 

息子を理解しよう、何かしてあげられることはないかと一生懸命考えて下さる先生ばかりだった。

 

そういう教育方針の園だったから、受け入れてもらえたのだと思います。

 

受け入れて下さった園長先生にも、転園を勧めてくれた習い事の先生にも、心から感謝しています。

 

 


 

これから 

 

これから、どんな日々が待ち受けているかはわからない。

 

不登校のリスクはかなり高いと思って、覚悟はしています。

某保護者の会で見聞きした体験談で最も多かったのが「不登校」でした。

 

何もなく平和で…ってことは、恐らく無いと思います。

 

あたしにとってももうあと数年は、学校にたくさん頭を下げる日々が続くだろう。

 

先生方から疎ましく思われることもあるだろう。

実際の体験談として

「私が学校に行くと先生が目を反らす、目を合わせてくれない

と言っている保護者さんがいました…!

 

それでも息子にとって必要な理解を求めるため、あたしは動き続けていこうと思っています。

 

あと残り12日ほど、あたしはどれだけ泣くんだろう。

 

卒園式でどれだけぐちゃぐちゃになるだろう…怖いな。

 

ただ、ほとんど泣かずに終わった上の子の卒園式よりは、忘れられない1日になると思っています。

コロナ禍だったこともあり、かなりあっさり…特別仲良しな子も、ママ友もいなかったしね…。

 

まずは卒園式2日前に出る、WISCの結果を待ちつつ。

 

残りの日々を、必死で過ごすのみです…。