「ギフテッド」(ギフティッド)というワードは本ブログでは

「天才児」「秀才」「恵まれた子」という解釈ではなく

「知的能力と精神年齢が合わないことから様々なことに不得意があり、生きづらさを感じている支援が必要な人間

…として書いています

 

現状、息子(未就学児)は周囲のお子さんより何かの能力が秀でている、学力が上である…といったことはなく、「高校レベルの数学が解ける!」…等の優れた能力も持ち合わせていません。

どちらかと言うと主に行動面で「問題児」として多くの悩みや躓きを抱えています。

 


 

★高IQ児の記事内容になりますが、地方在住であり

「教育・お受験ジャンル」の内容ではありません

そういった情報を求める方には何の役にも立たないブログと思われますのでご了承ください。

(就学先を息子が生きやすい場所に…として、小学校受験を考えた時期もありましたが恐らく受験はしないと思います)

 

 

 

※今回の記事には他害に関することが含まれます。

不快に思われる方がいらっしゃったら申し訳ありません。

他害の加害者に対する攻撃性が強いと感じられるコメントにつきましては、承認を見送らせていただく場合があります。

 

 


 

5歳8ヶ月の息子。

 

転園して9ヶ月目…。

 

また。

 

そう、また…!

 

お友達を怪我させるレベルの他害を起こしてしまいました。

 

ちなみに高IQが発覚、そしてのちに転園するきっかけとなった1年前(前園)の他害も、同じ5月でした。

 

 

 


 

GW中の出来事 

 

GW中、家族旅行をしました。

 

首都圏で、スケジュールに無理はなかったものの混雑ぶりまでは想定出来ず。

 

おなかが空いた、疲れたタイミングで落ち着いて食事出来るところを見つけてやれないまま、移動を続けていたのですが。

 

理由は明確に把握出来ていませんが、上の子(8歳)とケンカしたんですよね。

 

大抵、雲行きが怪しくなるとこちらが気付くので他害が起きる前に未然に防いでやれるのですが。

 

その時は、気付いたら上の子の頬に2本ひっかき傷が出来ており…しかもティッシュで押さえる必要があるレベルで出血

学校に行ったら誰もに「どうしたの?」と聞かれるレベルの傷。

2週間経った今でも、完全に傷は消えていません…。

 

楽しい旅行のはずが、それ以降どの写真にも上の子の顔に傷がついていて…泣きたくなるほど悲しかったです。

上の子は自分にも非があることを理解しているせいか、弟を責めるでもなくただただ黙って涙を流していました…。

その姿が余計に悲しくなりました…。

 

ただ、息子としてもそれから毎日顔を合わせる上の子の顔に傷がついているので、嫌でも自分がしたことを突き付けられる結果となり。

 

普通に振る舞っていても、後悔や反省が心の奥底には渦巻いていることを感じていたので、必要以上に責め立てることはしませんでした。

 

甘いと言われるかも知れませんが、言い聞かせて解決する話じゃないんです。

 

感情性過度激動(OE)によるもの=衝動性を自分で抑えられない結果なので…。

 

「暴力が悪い」ということはこちらが思う以上に理解しているのです。

少しでも指摘すると地雷を踏んだのかと思うほど大泣きし、その後自傷行為も伴うことからそう判断しています。

 

なので、自責の念に苛まれているという部分もこちらの想像以上。

考えるとツラくなってしまうので、目を背けている様子を感じます…。

(なのでしょんぼり反省している様子は見られず平常通りの態度であることが多い)

 

でも人生経験は当然5歳児以上であるはずがなくて。

 

感情コントロールも5歳児レベル…なので当然カッとなるし、人並み以上の衝動性を飼い慣らせるわけもなく。

 

悪いとは十分わかっている、でもきっかけがあれば他害を繰り返してしまう…。

 

そしてその度に本人の心も傷ついていき、蓄積されていく…そんな状況で自己肯定感が育つはずがない。

 

なので家では、上の子とのどんな小さな諍いにもあたしはものすごく反応して全力で止めにかかります。

怪我されるのはもちろん、コレ以上息子に自己否定して欲しくないですからね…。

 

あ、コレ以上いくと手が出る…!と言うのは会話を聞いているだけで分かるし。

また上の子も口達者で、完膚なきまで息子を追い詰めてしまうんですよね。

そうなると手を出す以外に勝ち目は無いというか…息子にとってもツラい状況に。

 

そういう意味では、「ただのきょうだい喧嘩」では済まないので…とにかく止めます。

あたしがお風呂に入っている時とかに喧嘩が起きると、夫は動き出しが遅いので風呂場から「止めて!!!」と叫ぶこともしばしば。

 

そう、出来ることは未然に防ぐこと…それしかない。

 

それが今出来る「環境調整」のひとつです。

 

 


 

他害が起こるまで 

 

転園してからこれまで、ほぼ他害らしい他害は無く。

 

それは個別での活動が多い今の園で、他の子どもと関わる機会が以前よりも減ったこと。

 

また各自がやりたいことをやらせてもらっている=満足度が高く、園児たちの心が安定して諍いが起きにくい。

 

そのような環境下なので、前の幼稚園のような荒れ方をしなくなったんです。

 

元々、息子から喧嘩を売ることはあまりなく。

 

家では

 

 

息子のやったことに上の子がイラつき、キツイ言葉を投げかける

 → 息子、無視 or 冷静に言い返す

 → 上の子激高、さらにエスカレート

 → 揉めた結果、他害

 

 

…という流れがほとんど。

 

幼稚園では恐らく、

 

 

モノの取り合いとか相手の態度に息子がキレたもしくは相手がキレた

 → 相手(もしくは息子?)も怒り、揉める

 → 他害

 

 

…というパターンかと。

 

これまで他害が無かったとは言っても、全く諍いが起きていないとは思ってはいませんでしたし。

 

それでも先生方が間に入ってくれて、防げる範囲…それならば定型発達のお子さんにだってあることだろうし。

え、無いですか…?

 

とにかく安心していました、この9ヶ月。

さらに特徴として、同学年以外の子どもと揉めることはほとんど無く。

特に年下の子が相手だと、向こうが息子にとって嫌なことをしていても息子がキレることはほとんどないそうです。

「自分は年上」というストッパーがかかるのか、小さい子を叩いたりということはほぼありません。

 

それが…1週間で2回、立て続けに他害が発生してしまいました。

 

 


 

恐れていた事態 


いつも通りの降園お迎え。

 

少し緊迫した表情の担任の先生に呼ばれ、園内に行くと息子と同じクラスのお友達とそのママが。

 

息子が顔を傷つけてしまったようで…上の子より程度は軽いものの、目に見えてわかるレベルの傷。

 

原因は、些細な役割争いで…どっちもどっち、な理由。

息子も譲ってあげたら良かったし、お友達も我を通そうとした部分がありました。

そのぶつかり合いで終われば良かったんですが…。

 

ただどんな理由があろうとも、傷つけてOKな理由なんかありえないわけで、息子が悪い。

先につかみかかったか何かされたようなことも言ってたけれど、息子には怪我は無いわけだしとにかく息子が悪い。

 

まず担任の先生が、私たちが止めきれなかったのが一番の原因です…と謝罪。

 

そのママさんも、「うちの子も悪いので…」と非を認めるような発言、そして謝罪。

 

謝罪されるような筋合いはあたしにしてみたら無いわけで…申し訳なさ倍増。

 

あたしは、喧嘩自体は子ども同士なのであって当たり前、なのでどっちがどうとかではなく。

 

怪我をさせてしまったことが何よりも問題であり、申し訳ありませんと謝罪。

 

先生が言うには、普段なら喧嘩してもすぐに謝れない(気持ちを切り替えてからじゃないと)らしい息子が今回は即座に謝った、と。

 

その部分には成長を感じるし、お互いに悪かったと仲直りはしていますとのこと…。

 

そのママさんが良い人なだけに、とにかく申し訳なく…早い回復を願うしか出来ないのが悔しかったです…。

 

帰路の途中で、封印した過去が蘇ったような…もう心がざわついて仕方なく。

 

また?

 

また、親子揃って居場所を失うの?

 

またあんな、どこにも行き場が無いような思いをするの?

他害って…わが子がやった、という保護者の方には理解されるかと思いますが。

まさに「肝を冷やす」というか…何とも言えない気持ちですよね。

 

我が身を案じている場合じゃないけど…ツラかった昨年の記憶が呼び起こされて。

 

苦しい思いをして、受け入れてもらえてやっと見つけた再出発の場。

 

また?また、失うの?

 

 


 

その後も、傷つけた子の心配をしながらお迎えに行く日々。

 

あたしにも笑って手を振ってくれる、その子とそのママさんの優しさに少しずつ傷が癒えるような感覚だったある日。

 

また担任に呼ばれ…えええ、また!?

 

またしても、顔に傷…というか、顔だけじゃ済まず…。

 

しかも今回はその当日のことではなく、前日に起きたことで。

 

見た目の傷が大したことなかったので、幼稚園側も特にあたしにそれを告げることもせず。

 

相手の保護者にはどう伝えたかわからないけれど、とにかく帰宅後に痛みを訴えたため病院に行ったそうで。

 

園に連絡が入ったのは夜だったとのことで…それで報告が遅れた、と。

 

今回は担任だけではなく、園長も出てきての謝罪でした。

 

相手の保護者は、ほぼ初対面。

子どものことは何となく知っていたけど、親についてはあたしは知りませんでした。

 

大人が重たい雰囲気でいる中、息子含め子どもたちはキャッキャといつも通り楽しそうで。

 

園長も、クラスの子どもたち同士はここ最近さらに仲良くなっていて、ほら今もこうして…ねえ、と。

 

それゆえ、距離が近くなったため喧嘩も起きやすくなっているという話をされていましたが。

 

そんなん関係ない…!とばかりに、笑みなど一切見られない相手の保護者。

 

もうとにかく担任・園長・そしてあたしの3人が頭を下げ、被害者親子が帰るのを見送りました。

 

後半は、園長に対しては多少の緩んだ表情も見せたものの、あたしの謝罪には終始厳しい表情…。

 

一切こちらを許すような発言は無く、もちろん自分の子に非などあるはずがない、という態度で終わりました。

ちなみに今回の原因は、遊びのルールを守らなかった相手の子を息子が正そうとしたらしく。

それを聞いてもらえなかっただか無視されただか(息子談)で、憤った息子が手を出した…という状況だったようですが。

実際手を出した瞬間を、大人の誰も見ていなかったようなので実際のところはわかりません…。

 

あぁ…こういうの、前の幼稚園でもあったわ…うん、あったわ…と。

相手の子が息子に抱きついただか、とにかく不快に感じた息子がその子に噛みついた、という事件。

 

思い出したくもない過去をぼんやり思い出していました。

もちろん息子が悪いんだけど、相手の親が一切謝ることはありませんでした…。

何もしていない子に噛みついたわけではない以上、10:0ではないと思うのですが…言える立場でもないという。

 

 


 

相手家族を見送った後、少し担任と園長と話をしました。

 

ただ、あくまでも園長は「まだ未熟だから」という考えのようで…。

 

息子について、成長しているところは確かにある、だからそれを認めて…と。

いや、成長は認めていますが…。

 

特性についてまでは、恐らく理解はされておられないな…という印象。

要は「何故」こうなるか、という部分…。

良くも悪くも、昔ながらの教育観だなという印象を受けました。

 

多分、息子のこういう衝動性の部分は、成長と共に薄くはなっても消えはしないと思う。

 

薬で落ち着かせる、という方法もあるだろうけど「治る」わけではない。

 

ただただ、それを表出させないようにするために環境調整するしかない

 

自分のしつけに自信があるわけではないけど、しつけの問題でもないんです。

現に上の子はそういう行動しないですし…。

 

とにかく争いの火種を避けて、こういった事態にならないようにするしかない。

 

園に対しては、こんな息子でも受け入れて下さったことに感謝しかないので、あたしは何も言えないけれど。

 

幼稚園でのことは、親のあたしには防ぎようがないし…通院なり療育なり、こちらがやれることは全部やっている。

 

それでもダメなのか…という、無力感。

 

ただ救いは、先生方はあたしを責めはしなかったし。

 

「幼稚園で起こったことは、全て幼稚園側である私共の責任です

 

と、きっぱり口にされた園長先生。

 

私たちのせいで、息子くんにもお母さまにも悲しい思いをさせてしまって申し訳ない…と謝る担任。

 

前の幼稚園では、そういう対応は一切していただけなくて…。

 

その対応には、悪いのは息子と親である自分だ、園の責任ではないと言われているようで…本当にツラかったんです。

結果、親子揃って孤独になっていって、転園に至ったという…。

 

なので、その言葉だけでも前とは違う、あたしは救われる、と…。

 

気が付いたら、涙が流れていました。

息子は園庭でほかの先生と遊んでいたので、見てはいませんが。

帰宅後「おかあさんにこんなおもいさせて…」と言っていたので、あたしが傷ついていることは理解しています。

 

 


 

あたしはたかだか8年ちょっと、たった2人の子どもの親をやらせてもらっているにすぎなくて。

 

経験なんてまだまだ足りない母親ではありますが…もちろん被害者というか、今回と逆の立場になったことはあります。

上の子が、怪我はしていないけど心に傷を負いました。

2年経った今でも時々、その話を自分からするほど。

 

その度に、相手に伝えたことは「お互いさま」

 

仮にその時、ウチの子が一切悪くなかったとしても、いつ逆の立場になるかなんてわからない

 

ねちねち続いたいじめとかでもない限り、所詮子どもがやったこと。

 

子どもが親の思う通りにならないなんてこと、親ならば誰もが感じることなはず。

 

だから親を責めても仕方ないし、幸い許せるレベルのことしかされていないから言えることかも知れませんが、常に「明日は我が身」と思っています。

そういう対応をしたら、相手方の親御さんが涙したこともありました。

あたしも今回、最初の相手ママさんの対応があまりにも温かくて泣きそうになりました。

 

ただ、そうではない保護者ももちろん居て…それはそれで考え方が違うだけなので、何も言えた立場ではありませんが。

 

少なくとも息子について、そして上の子についてもいつ誰に迷惑をかけることがあるかも知れない…そう思っていますし。

 

今後もそのスタンスで居続けたいと思っています。

 

また、園側に対しても責任を求める気持ちはなく。

 

一緒に居る親の自分だって、止めきれなかったことはたくさんあるわけで…。

今回のGWの上の子のケガのように、すぐ隣を歩いていても、です。

 

息子は加配を受けているわけではないですし、仮に加配の先生が付いていたとしても責められません。

 

園に対しても、申し訳ない気持ちのみ…です。

 

ただ…ただ、ひとつだけ言わせていただけるとしたら…。

 

頼むから誰か息子のそばに付いて、全力で防いでいただきたい…!

 

これ以上、誰のことも傷つけたくないし、息子を加害者にもしたくないです…。

 

 


 

救いを求めて 


「来週も待ってるからね」

 

と息子へ先生方から温かい言葉をかけられながら帰路につき。

 

週明けから、どうしよう…そんな暗ーい思いで帰宅…。

 

息子云々より、もうあたしが顔見せ出来ない気持ち…。

前の幼稚園はバス通園だったので、園にあたしが行くことは滅多に無かったので他の保護者に会わずに済んでいましたが。

今の園は送迎は保護者なので…行かないわけには行きません。

 

もうイヤだ…怖くて息子を行かせたくないしあたしも誰にも会いたくないよ…。

 

正直、行かなくていいなら当分行きたくない、怖い。

 

他人さまの大切な子どもを傷つけておきながら、そんなヘタレなことをぐるぐる…。

 

息子も少なからず心にダメージは受けているし…少し休ませた方がいいのだろうか。

前の幼稚園の時は、あたしがどうこう思う前に息子自身が「行かない」と決めてしまっていましたが…。

 

もう自分ひとりで判断出来なくて…通っている児童精神科に電話。

 

初診に至るまで、色々相談させていただいたカウンセラーさんにアドバイスをいただくためでした。

恐らく、あたしが一番信頼しているのがこの方…この人の言う通りにしたら大丈夫、と思えるのです。

 

回答は、状況が許す(園側に「登園しないでくれ」と言われているとか、息子自身が行きたがらない等)限り、行かせた方が良いと思う…でした。

 

集団生活は、集団生活の場でしか学べない、そこでしか出来ない経験を積んだ方がいい…とのこと。

 

確かにね…コレが小学校だったらまた別かなとは思いますが。

 

いじめられてるとか、どうにも解決できない居心地の悪さとか、先生の無理解とか、そんなんなら行かない方がマシと思う。

 

ただ、今はまだ幼稚園…色々なことが許され、まだ今は支援も厚くまた息子にとっても楽しい場所。

 

先生にも言われたんですよね…息子はお友達には好かれているのだと。

多分ちょっとマニアックだったり、幼稚園児にとっては面白い部分があるんじゃないかなと…。

 

それはある意味、息子にとっては自分が否定されない、肯定される場所…だから楽しいんだと思います。

 

だからこそ、失敗するなら今、じゃないけど…今しか許されない(※他害が許されるという意味ではないです)ことはきっとある。

 

この先、不登校も十分有り得そうな息子…普通の子たちと関われるのは今しかないかも知れない。

 

そんな風に思えて、何とか踏みとどまった…そんな気持ちでした。

毎日園ママたちの前に行かなければならない、あたしにしたら針の筵ですけど…。

 

 


 

その後…週明け、息子は登園しました。

 

ただほんの少し迷いがあったのは見逃しませんでした。

 

具体的には、朝起きた時に少しだけ咳が出たことを息子本人が

 

「あれ、ちょっとせきがでるな…ようちえん、いけるかわからないな」

 

…などと言っていて。

 

でも、あたしはもう他害のことは一切言うまいと決めていたので、

 

L「そう?じゃあ行けるかわからないけど、とりあえず朝ごはん食べよっか♪」

 

と、否定も肯定もせず結論は先送り何事もなかったかのように送り出しました。

正直、欠席しても登園してもどちらでも良かったです。

ただ、息子自身にとって園が楽しい場所であると感じていたので、行けるなら行かせようと。

 

息子と夫が車で園に向かっている間に、幼稚園には週末と朝の様子を報告。

 

担任は登園出来たことをとても喜んでくれていました。

 

結果、その日から2日間は登園したけれど…3日目にあたる日が参観日で。

 

前夜までは行く!とはりきっていましたが、当日の朝になってからまた咳がどうとか言い出し。

実際ほんの少しは風邪症状ありましたが、熱もなく全然元気でした…。

 

結局その日は、こちらから何か言ったり訊いたりする前に「いかない」と言ったので欠席させました。

 

多分…傷つけた子たちのお母さんも来る、とか。

 

今の園ではまともな参観日が初めてだったこともあり、罪の意識が働いたのだと思います。

昨年度は参観日は分散開催で、1回につき2~3人の保護者しか参観していない…という状態でした。

 

ただ、参観日の後に懇談会もあったので、それは夫に行ってもらい。

 

他害してしまった子たちがいずれも病院に行く事態になったことを重く受け止め、夫の判断で菓子折を持参。

 

該当の保護者へ、直接謝罪も夫からしてもらいました。

両保護者にはあたしからはもう謝っているので、あたしからではなく夫から…という形にしました。

1件目の保護者は「お互いさまなので」と頑として菓子折を受け取ることはせず。

2件目の保護者は受け取り、

「仲が良いゆえ距離が近くなって、その結果のケンカだったようですし」

…と、園長先生が語っていたことをそのまま夫に話すのみだったそう。

(夫曰く、お互いさまという気持ちは感じられなかった=ウチが100%悪いと思ってそう…とのこと)

 

こういう時、あたしだけに押しつけずきちんと自分も保護者のひとりとして、矢面に立ってくれた夫に心から感謝しましたが。

夫は見た目からして「いい人そう」キャラなので、不器用ですがこういう低姿勢になるべき時には頼りになる人間です。

 

…思いのほか、あたし自身のダメージが大きかったようで。

 

その翌日、状況が落ち着いたにもかかわらず精神的、体調的に不安定になってしまい…。

実際の状況と精神面のバランスは必ずしも一致しないんですよね…。

胃痛から始まり、幼稚園へ行くことを考えたり、お迎え時間が迫ってくると吐き気がする等。

登校拒否の子どもみたい…。(情けない)

 

送迎不能に陥ったため、息子をまた欠席させてしまいました。

息子は、あたしが具合が悪いのが自分が起こした事件のせいだとは思ってなさそうですが。

幼稚園を休むことに関しては

「いいよいいよ!おかあさん、はやくよくなるといいね」

…と、抵抗が無い様子でした。

 

過去(前園)のトラウマもあってか、復活にはもう少し時間が必要なようです…。

 

 


 

自分のこと 

 

最後に、母である自分について。

 

上の流れから、息子を幼稚園に今まで通り通わせることには決めましたが。

 

自分はやはり、他のご家庭と関わりは持たないでいようと決めました。

 

理由は、自分のメンタルの維持です。

 

本当にお付き合いしたいと思う方々との関わりは持ちますが、一過性のモノ、体裁の部分が大きい付き合いは最初からしません。

「子どものため」と言って嫌々にでも参加することを否定はしませんが、尊敬もしませんし自分ならばしません。

 

元々ママ友は要らないタイプで、実際上の子の時もママ友はひとりも出来ず(作らず)に終わっています。

今は小学生なので、ママ友と言うかご近所さんでもあるので家族ぐるみで付き合いがあるご家庭がありますが…。

それは無理がかからないお付き合いなので、機会があれば楽しい時間を過ごさせていただいています。

 

息子が転園する時も、誰ひとりに挨拶することなく去ることが出来たので、ホントにぼっちで良かったなと思ったくらい。

 

今の園に入った時も、極力関わらないつもりでいましたし、園外での集まりにも参加したことはありません。

 

上の子の時は、単に煩わしかったのが理由でしたが…今は「息子がやらかしそうだから」

 

きっと、ちょっと変な子だと思うし…ボロが出ないようにしたいなって、ただそれだけ。

自分も十分変ですけどね(苦笑)

 

あとは何故、市内から転園してきたのか…とか、訊かれたことはないけど訊きたそうな気配は感じるし。

 

説明するのも微妙な事情なので…出来れば話したくないなと。

 

だけど、今の園は小規模なこともあって、結構親同士の関わりは密なように見えて…かつ、良い人が割合としては多く…。

おかしな人もいますけどね…。

 

こんなあたしでも話しかけてくれたり、輪に入れてあげよう、という温かい気持ちが見えました。

 

で、転園してしばらく経って…結構気負っていたのが、今春くらいから少し自分としても慣れたというか。

 

息子のことで先生たちにはかなり心を開いて支援を求めたり、先生方もそれに応えようとして下さって、信頼が築けたこともあり。

 

保護者とは必要以上に距離を縮めるつもりはない(世間話程度で十分)けど、そんなに頑なに関わりを避けなくてもいいかな、と。

 

お迎えは屋外なので、大半の方がマスクを外してもいて…車でお迎えの日は、あたしも外すようになっていて。

別に元々マスクを外すことには抵抗はありませんが。

 

声をかけてくれる方たち、信頼できる先生たちのおかげで、あたしもようやく周囲のお母さんたちのようにお迎えの時間を少しは楽しめるようになってきたかも。

 

…そんな風に思い始めていた矢先の今回の事件。

 

少しずつ、地下から這い上がって地上の光が見えた頃に、もう1回突き落とされた感じ。

 

多分、もう地上に上がることは無いと思いますし…あたしは卒園までマスクを外さないと思います。

年少ならまだしも…年長にもなってそうそう迷惑かけられることもこの園に関しては無いだろうと言うか。

少人数だし、親しくなったとしても途中から入った立場でまたこういう迷惑をかけかねないならば、それなりの付き合いで良いと言うか…。

(同じ小学校に入学する子はひとりもいません)

 

マスクなしで、明るい表情を作ることなんて出来ない、そんな気持ち。

 

息子の、4年間にわたる幼稚園生活。

 

それを楽しいと思える日は、やっぱり来ないんだな…と思います。

 

とりあえず、息子をはじめ家族のためにあたしがダメになるわけにはいかないので。

 

メンタル回復に全力を尽くそうと思います…。