★「ギフテッド」(ギフティッド)というワードは本ブログでは
「天才児」「秀才」「恵まれた子」という解釈ではなく
「知的能力と精神年齢が合わないことから様々なことに不得意があり、生きづらさを感じている支援が必要な人間」
…として書いています
現状、息子(未就学児)は周囲のお子さんより何かの能力が秀でている、学力が上である…といったことはなく、「高校レベルの数学が解ける!」…等の優れた能力も持ち合わせていません。
どちらかと言うと主に行動面で「問題児」として多くの悩みや躓きを抱えています。
★高IQ児の記事内容になりますが、地方在住であり
「教育・お受験ジャンル」の内容ではありません
そういった情報を求める方には何の役にも立たないブログと思われますのでご了承ください。
(就学先を息子が生きやすい場所に…として、小学校受験を考えた時期もありましたが恐らく受験はしないと思います)
上の子の小学校では、年2~3回スクールカウンセラー(以下SC)の面談希望者を募ります。
新年度を迎えた矢先、早速案内が来たので即予約の電話をしました。
今年度は、前回までのSCも学校側の窓口の先生も変わり。
引継ぎは…?と聞くと、一応されているとのことでその前提で準備。
日程については
「急ぎではないが就学に関わることなので、1学期中に」
と希望を伝え。
後日「来週なら…」と電話があり、ちょっとバタついたけど行ってきました。
準備
前記事でチラッと書いた、「サポートブック」と呼ばれる子どもの特性について詳しく学校に説明するための書類。
面談日程が決まってから、重い腰を上げてイッキに作成しました。
雛型は、市のものではなく某ギフテッド保護者団体監修のものをダウンロード購入。
本来手書きで書くものなんだろうけど、色々変更・追記があると思いpdfで作成しました…。
IllustratorやPhotoshopも使えるAdobeのサブスク(Adobe CC)でAcrobat Proを導入…
ってクリエイターでも何でもない専業主婦のやることじゃないな(笑)
息子の就学に向けて、あと1年足らずの期間をムダにしない。
息子が入学後、楽しい小学校生活を送れる可能性が少しでもあるならば、そのために親としてやれることはやりきりたい。
この1年は、それに全力を注ごうと決めました。
間違いなく躓くことはあるだろうけれど、事前に防げるものは防ぎたい。
そのために、息子の情報は伝えておく必要があるけれど、40分~1時間程度の面談で伝えきれるはずがない。
なので、資料さえ読んでもらえれば伝わるようにサポートブック以外の書類も作り。
面談内容に応じて、必要なものを渡せるように準備して持参しました。
用意したのは以下。
取り消し線が入っているものは、お渡しせず。
(雰囲気的にあまりたくさん渡せなかった)
内容によっては、ざっくり口頭で説明したのみ。
ただし書面にまとめたことによって、補足説明がスムーズに出てきたので用意してよかったなとは思いました。
次いつ面談機会を作ってもらえるかわからないので、伝えたいことは全て書面にして持参したのですが…。
「まだ4月だし、入学まで時間はあるから」
…というような感じだったので、まずは初回(このSCさんとは)らしく息子についての説明がメインになりました。
だけど。
発達障害児やギフテッド児の保護者の皆さんが多く経験されているだろう「引継ぎ」に関して…。
その質問、手元に渡した資料に全部書いてるし前のSCさんにも説明しましたけど?…ということも多く。
いや、いいんですよ、人が変わったのだからまた説明するのはいいんですが。
引継ぎ資料(恐らく前SCにあたしが渡した資料)…画像を恐らくスマホで写したモノを持っている様子でしたが。
それを今、この面談においてスマホのちっさい画面でチラ見するだけなの?
せめてタブレットくらい用意してこないもんなの?
そこ気にするとこじゃない?
いや…スマホでチェックできる程度の情報量じゃないはずなんですが。
(作った本人が言ってるので間違いない)
新しいSCさんは、前の人よりは話しやすい雰囲気の方ではありましたが。
うーん…これからずっと、この人を介して学校とやりとりしていかなければいけないんだとすると…。
伝える、と言ってもたかが知れてるな…と、早くも暗雲立ち込めた気分になったのでした。
フリースクール?
ざっくりとした息子の経緯や、幼稚園で見られる集団行動不適応っぷりを話したところ。
「フリースクールとかはお考えですか?」
お、おぅ…早くもそう来る??
学びの場所は「学校」にはこだわっていないので、視野にはあるという風に答えました。
だけど、あくまでも第一選択は「小学校」であり。
私立ではなく、支援のある公立で…支援学級の可能性もゼロではないと思いながらも、現時点で一番望ましいと思えるのは
「通常学級+通級」
それを入学時点で利用できるようにしたい、と希望を伝えました。
幼児教育相談では「入学時から通級、というのは無理。入学して何かあった場合に…」と言われた、というのも説明。
ただやはり入学時点で、というのは難しいとの回答で。
早くても入学後5月以降くらいに審議 → 通級決定…という流れになるのでは、とのこと。
えーと…やっぱり「何かあってから」なわけですね。
それは、幼稚園ではOK=入学前までそういう可能性が見えていなかった場合だけではないんですね。
幼稚園で既に支援なり合理的配慮を受けている子ども
=入学時点で「絶対に何か起こる、適応できない」
…とほぼ確定しているような子でも、その流れなんですね。
そのシステム…SCさんが悪いわけじゃないけど。
全然該当児童なり当事者家族の立場に立ってないですよね。
だって通級決まるまで、30人前後に対し1人の担任で、目も十分に届かないところかつ慣れない環境下で、子どもひとりで頑張れってことでしょ?
これまで手厚くサポートしてくれていた幼稚園から離れて、いきなり定型発達の子と同じように頑張れと。
定型の子だって入学前後は不安ですよね…情緒面での過度激動の激しい息子みたいなタイプには相当しんどいかと。
ちょっとの間、延命装置外すけど自力で頑張ってねって。
無理そうならまた付けてあげるからね、って…そういうことでしょう?
延命装置って書いて思ったけど、コレ「通級の必要あり」って主治医に一筆書いてもらって教委に出したらどうなるんだろう…?
ギフテッド(と誰かに言われたわけではないけれど困りごと自体はギフテッドのそれに当てはまる息子)対応はまだまだ整備されていない…と認めていながら?
もうこの時点で、現状の教育システムに絶望。
「できない」理由はきっとこちらには無いよね?
通級なり支援級なりが、幼保と連携してれば途切れずに支援なり合理的配慮を受け続けられるんではないのかしら?
その場合、ウチの息子は公立ではなく私立幼稚園のため難しい部分はあるんですが…。
…ってなことを考えはしたものの、口には出さず。
フリースクールの情報を仕入れよう、とSCさんに訊いたもののそこまで詳しい情報も無いと…。
ついでに私立小学校についても情報を持っていないとのことでした。
ただ、フリースクールの話は面談のかなり初めの方に出たので…。
息子の特性からすると、公立よりフリースクールのようなところが望ましいと思う部分があるのかも知れません。
支援学級 or 通常学級
SCさんとしては、支援学級と通常学級、どちらが息子にとって良い…という話はなく。
ただし、まずは支援学級の「授業」を見学した方が良いですよね?ということと。
なんと、通常学級の1年生の授業を見てみた方が良いということでした。
確かに…この入学して間もない時期の、教室での様子とか授業ってよくわからなくて。
上の子が入学した時はコロナで、教室での参観日は今年度になるまでありませんでした。
そんな時期の1年生の授業を見せてくれるとは…コレ、とてもありがたかったです。
その結果、後日支援コーディネーターの先生から連絡をいただき。
コレ書いてる今現在、もう既に見学は終わっているのですが…ホントに良い機会をいただきました。
(また別の機会に書きます)
支援学級か、通常学級か…。
コレ、非常に悩ましいところだと思います。
多くのご家庭はそんなことで悩む機会すら無いと思いますが…。
キレイごとだけでは済まされない、ともすれば人権に関わるような…とてもディープな内容にも転がりかねない。
そもそも対応される先生方自体が、偏見を持っているように感じることもあります。
わが家は、まだ結論は出せていません。
そもそも就学相談を受けるかどうかすらも迷っています。
就学相談=支援学級希望、ということだと幼児教育相談で言われたから…。
(でも療育先の方に話したら、必ずしもそうではなく第三者に子どもの様子を見てもらってから考える、でもOKだと思いますとは言われました)
ただ支援は必要、それは間違いないと思っています。
専門家ウェビナー等でも「IQ135以上は個別支援計画が必要」と言われてましたし…。
ただ、じゃあその必要な支援が支援学級(情緒・知的混合)で得られるのか?…と言ったらそうではなく。
かと言って、普通学級でみんなと同じようにできるか…?と言ったら、難しいと思うし。
就学先を決めるの…ホントに難しいです…。
葛藤は続く
いずれにしても、いよいよ就学前年度が始まったな、という感じ。
もう見て見ぬフリも先送りも出来ない。
少しずつ方向性は決まってはきていますが…最後は「支援学級 or 通常学級」問題。
適応出来ていないな、と感じるときは「こりゃ支援学級だ…」となるし。
穏やかに過ごせていれば「通常学級でイケるんじゃない?」だし。
はたまた、問題行動があれば「もうウチの息子の行き場所なんてない…!」だし。
今すぐに結論を出さなければいけない時期ではないけれど。
悔いなく、迷いなく決断するために…今が悩みどころです…。