彼岸花もそろそろ終わりですが、うちの近くのお宅に咲いていた白い彼岸花をUPします。
うちのあたりは、昔、絵描きさんや彫刻家など、芸術家が多く住んだ一帯が何ヵ所かあります。
白い彼岸花の咲くお宅は彫刻家の方のお家でした。
彼岸花、庭があった時は、毎年咲いていました。
ある朝起きると、真っ赤な花が突然のように咲いていて、わかっていても毎年びっくりしていました。
もう無くなってしまいましたが、うちの彼岸花は実家の庭に移って生きています。
10年以上前ですが、母に、膝が痛いから彼岸花をちょうだいと言われました。
>ヒガンバナの地下茎(球根、正確には鱗茎:りんけい)にはデンプンが含まれ、水にさらして食用となり、昔は飢饉(ききん)に備えて田んぼのあぜ道に植えた。昔(明治から昭和初期)は、このデンプンを製造する会社もあったとのこと。
ヒガンバナの球根(鱗茎:りんけい)には、リコリン(Lycorine)などのアルカロイド(alkaloid)を含み、有毒であるのだが、漢方薬や民間療法(球根をすりおろして、炎症・はれ物に、防虫効果も)にも。まさに毒を制して薬なのか。ただ、食用とするには、すりつぶし、充分に水でさらして毒抜きをすることが肝心。(ある本には「7回ほど水洗いして除けば食用となる」とあった。)
民間療法で、炎症・はれ物に効くということで、試したのだと思います。
これが効いたのだかどうだかよく覚えていませんが、まあ治ったらしいので、効力はあったのかもしれません。
曼寿沙華とも言いますが、その他に、死人花(しびとばな)、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花、果ては、はっかけばばあなんていう名称もあるらしいです。
日本では、どうしても「お墓参りに行くと咲いている花」のイメージがあって、辛気臭い感じです。
彼岸花で有名な巾着田には、もっともっとばーさんになってから、見に行こうと思っています。