今日は会社の行事に参加したらなんだか気疲れしてしまいました
多分体調的にそういう時期なのかもね

なので、思いの外早く帰って来れはしたものの、今日の作業はお休みです
なるべく早く仕上げてしまいたい気持ちはあるけど、焦って縫うとロクなことがないからね

まぁそういうわけで(?)今日は過去のものをご紹介します

いつかこれについての記事を書きたいと思っていたんだけど…

私が初めて手がけた、オーダーコートです

初のオーダーで、しかもメンズでした
チェスターコートのオーダーだったので、テーラードのパターンから展開させて製作しています

裏地が赤なのもご希望でした
生地はアンゴラビーバー
すごく気を使って慎重に縫い進めたのを覚えています

後ろはセンターベンツあき

この頃はパタンナーを目指しつつ、フリーの作家として細々と活動していた頃でした

たまたまSNSからオーダーを依頼されて、
たまたま地元の方だったので何度か時間を頂いて打ち合わせを重ね、
初めてのオーダーで不安だらけだったけど、慎重に慎重に縫って納品させて頂きました

あの時の方には貴重な機会を与えて下さったこと、今でも本当に感謝しています

こちらの勝手にも快く応じて下さる、人間の出来た方でした


さて、ようやく色んなものを幅広く縫えるようになってきたわけですが、現在はオーダーでは受けておりません

一つに本業が別にあるため
(結婚したからにはきちんと仕事をしていかないとね)
一つにネットなどを介してだとお相手が見えない分トラブルが大きいため
そして、純粋にそこまでの時間を割けないため
というのが主な理由です

まあ今は好き勝手思いつくがまま縫いたい時期なんですよね

ワガママだし、偏屈だし、プライド高いし、おまけに商売っ気がないし…
プロにならなくて良かった~と、最近改めて思います

…なんちゃって(笑)
でもガラスのハートなので(笑)、アパレルみたいなブラックな世界では生きて行けなかったろうな~とも思います
(人生の中で結婚してからが一番幸せだからこう言える)


長くなりましたが、
私はこのオーダーコートを通して何倍も成長させてもらえた気がします
今よりもっと拙い技術かもしれないけれど、何年経っても私の自慢の作品で、代表作の一つです

もしいつかまた良い人に出会えたら、またオーダー受けるかもしれないけれど…
それまでは自己満足に縫っていきます