窓がある

下を見下ろすと、敷地のフェンス
次に駐輪場の屋根
そして、雨樋

家の周りは月極駐輪場が数ヶ所点在。
おそらくだが見慣れたNo.が並ぶ。

これはこれは、加害者には好条件の立地に
違いない。

いくらセキュリティが高くても、足元に居るのでは大変だ。

薄暮過ぎ、静かに光が消えて
街灯が目立ち始める頃
人口の虫の音がする。 

不穏な空気になる。

こんな穏やかな良い町なのに
残念である。

こうしている今も
背後で何やら動いている。

夕食どきなのに、不思議である。


事実は小説よりも奇なり、である。