むかーし、むかし、、

70半ばのワタシが子供の頃、、

うー、、気の遠くなるようなムカシの話になるけど、

小学生のワタシが「アイドル」として好きになったのは

「坂本九」だった。

それ誰？と聞かれるかもしれない。

それ誰？と聞く人も、「上を向いて歩こう」は

一度や二度、聴いたことがあると思う。

子供の時から、外国音楽が好きだったのは

当時欧米で流行っていた曲に、日本語歌詞をつけて

坂本九や、当時のアイドル歌手（但し、アイドルなんて言葉は、まだ使われていなかった）達が

やっと家々に購入された「テレビ」に出演して歌ったからかもしれない。

しかし、「それ」は、実際に欧米で流行ってから2年も3年も過ぎてからだった。

そのうち、ワタシは

「それ」では物足りなくなって、

ラジオで流れる「本物」の「アチラの曲」を

かぶりつきで聴くようになった。

それがビートルズやPPMに繋がるわけだが、

終戦後4年で産まれた我々世代は

一番悲惨な時期を乗り越えた頃の「団塊世代」で、

親達も戦後の安寧を味わい、経済も「これから頑張ろう！」という希望を持ったところだったのだろう。

産まれて来た我々は、のんきに、明るく、

「鬼畜米英」などと言う言葉も知らず、

アメリカに憧れを持つこと、ハンパではなかった。

当時、何チャンネルもないテレビでは

歌舞伎中継か、相撲中継、NHKの生ドラマ（徹子さんが出演していた）くらいしか

観ることは出来なかったのだが、

アメリカのホームドラマは、あとで聞くと

アメリカからフィルムの貸し出し（？）があって、

戦勝国から敗戦国への「マインドコントロール」か、

あるいは純粋に「親切心」なのかわからないが、

今思えば、ワクワクする「アチラの生活」を映し出した「夢のような」

ホームドラマがいくつもあった。

ともかく、今までは見たこともない四角い「箱」、

スイッチをつければ、そんな夢のような歌やドラマ、

そして歌舞伎や相撲（笑）が

目の前に現れる、、

この歳になっても「テレビっ子」ならぬ「テレビ婆さん」なのは

こんな中から登場したわけで、想像していただけるかな？、、と思う。

さて、

今のワタシの「夢のような」楽しみと言えば、

兵役に就いた「BTS」。

、、韓国では本気でBTS法案が考えられ、

なんとか、国連の会議場で絶賛されてパフォーマンスをしたBTSを

兵役につかせないようにとの「声」のなか

本人達は「韓国人としての義務だから」と、

揃って軍隊に入ったのだが、

異例の「その後の騒ぎ」で、Instagramなどでは

日々、お宝映像が更新される。

アジア人とも思えない歌と踊り、、

昔、まだ売れないころから、韓国バラエティなどで見知っていたBTSメンバーだが、

どんどん磨きがかかり、人気に伴う自信と、

年齢が熟したことで、

この外国音楽においては、60年以上の「ちょっとウルサイ」婆さんも

すっかりBTSの魅力に（改めて）「沼（ぬま）った」。

それと、昨年大活躍の大谷翔平くんは言うまでもなく「大沼り」。

それから、

明日千秋楽の相撲、、「朝乃山」と「琴ノ若」。

これも沼らないわけにいかない。

しかし、

この推し、

実にババくさい。

けどババアだから仕方ない

↓冬の寒さにもめげずに、咲く我が家ベランダの花達。

本当は家の中に入れなきゃいけないみたいだけど、

陽当たりが良いためか、健気に咲いている。

沼る、婆さんの推し