先程の続きです
その子達はまだ6歳と4歳くらいの小さなフランス人のお人形みたいにかわいらしい姉妹でした。
どうやら日本で働いているパパにフランスから2人だけで会いに来たらしく
日本で数日間一緒に滞在をした後、パパは日本に残り、二人はフランスに戻る
という感じの旅程でした。
私はそれまで、あまり別れを惜しんでいる子供のケアを担当したことがなかったのですが
その姉妹はパパとまた離れ離れになるのが相当寂しかったようで
セキュリティエリアの前でずっとハグされながら泣いていました‥
わたしはなるべく父と子の時間をぎりぎりまで作ってあげたくて
搭乗時間に間に合う範囲内で3人だけの時間をより長く設けました。
でもそういう時って何時間あっても足りないものなんですよね‥泣
もうさすがにゲートに連れて行かないとまずい‥
心が痛みましたが「すみませんそろそろ…」と言って寂しげなお父様から
号泣する二人をお預かりし、2人と共になるべくゆっくりその場から去りました。
セキュリティチェックが終わった後も税関審査を終えた後も
ずっと泣き続けている2人…
大好きな人とずっと一緒に居られない辛い気持ちが伝わってきて
ついもらい泣きしそうになってしまいました。
ところがそんな感情に浸っている場合ではなかったのです…!
出来るだけ長く父子の時間を…と思ってはいたけど
ちょっとゆっくりしすぎてしまった……!!
時計を見ると間もなく搭乗開始!
子供の一人旅は他のお客様とは違って優先搭乗が認められるので
無事に機内へご案内するという目的から一番最初に搭乗させます。
なので早めにゲートへ到着しておき、ゲートスタッフやクルーに情報を伝えなければなりません。
なのに税関と通り過ぎた時点であと数分でBOARDING TIME..
私はその子たちを連れて小走りになりました。
私の小走りは子供からしたら軽いダッシュになってしまうのですが
頑張って走ってくれましたね←おいおいw
そして、急がねば~!という気持ちが強かったからか、なんと
実際の搭乗ゲートを通り過ぎて隣の隣まで走って行ってしまったのです、私……汗
ふと足を止めるとそのゲートには誰もいない笑
間違えたー!と言って急いで引き返す。
その慌てふためいた私の様子、そして運動会のように走り回ることが
楽しかったのか、数分前の涙が嘘のように二人とも大爆笑…笑
その瞬間、とってもほっとしたのを覚えています。
どうか機内で悲しいきもちのまま過ごさないでほしい。
楽しく快適に、あっという間に到着してほしいという願いが常にあったので
搭乗直前のプチ?ハプニングにより2人の笑顔が見られて私も嬉しくなりました。
そして安心してゲートスタッフに引き継ぐことが出来ました。
以前私はフランスに1ヶ月程滞在していましたが会話を覚え始めたところで
帰国してしまったのでもう忘れてしまい
その子達とあまり言葉を交わすことはなかったのですが
重要なのは言葉が出来るかどうかではない気がします。
安心を与えられるような笑顔、身振り手振りやジェスチャーを使っての説明、
必要なら紙に絵を描くなど、コミュニケーションをとる方法はいくらでもあります。
大事なのは、伝える努力をするということ。
会社の一員として与えられた業務を全力で全うすること。
それを忘れなければ自ずといい仕事が出来るようになって相手にもそれが伝わります。
機内に乗り込む前に私に向かって笑顔で手を振ってくれた可愛い姉妹。
もう何年も前の出来事だけど、未だに思い出す。
そして今やすっかり大きくなったと思うけれど
元気で過ごしているといいなぁ‥なんてふと思ったりする。
そんな風に、もう二度と会わないであろう人たちのことが気になったり
世界中の至る所に自分が空港で一瞬でも関わった人たちが
沢山いるかと思うと世界中に知り合いがいるような気分になり
とっても嬉しく楽しい気持ちになります。
またどこかで再会出来たら、もっと素敵ですよね☆
長くなってしまいましたが、GSのお仕事は一期一会という言葉が
本当に似つかわしい職業です。
日々の出会いにいつも感謝しながら働くとより一層お仕事が楽しくなりますよ
