ヘミングウェイ・キャット(=‘x‘=) | ~毎日が おかげさま~   

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     水連花

          今日と云う一日を
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          日々 感謝できたら
          きっと 笑顔で過ごせると思います。

     

先日
写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き」に行ってきました。




━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─写真展紹介より

NHK BSプレミアムの人気番組
「岩合光昭の世界ネコ歩き」が写真展になりました。
「ネコは人間とともに世界に広まった。
だからその土地のネコはその土地の人間に似る」
と語る動物写真家・岩合光昭。
本展は、岩合氏がヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジアなど
世界15地域で出会ったネコたちの写真作品を中心に、
番組未公開映像を加え、およそ200点で構成します。
ネコたちの愛らしい表情や仕草、
一瞬の動きをとらえた写真は、
多くの人々を魅了することでしょう。

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その地域に根ざした
200点にも及ぶネコの写真は
1展1展が思わず微笑んでしまう優しい映像でした。
生活観を感じる作品もあれば
感情まで切り取ったかのような作品
など、様々なシチュエーションで楽しめ
愛くるしい表情に見入ってしまいます。


その中でも
私が惹きつけられてしまったのが
「ビッグ フット」の題名が付けられていた1枚。
6本指を持つ多指猫です。
別名「ヘミングウェイ・キャット」とも呼ばれています。


(この画像は写真展のものではありません)



ヘミングウェイは猫好きで、
アメリカ合衆国フロリダ州のキーウェストに来る際、
知り合いの船長から2匹の猫を譲り受けました。
この猫たちは
6本指(近親交配の結果などによる多指症が原因)あり、
大変貴重で器用な手の持ち主であると感じたヘミングウェイは
「幸福を呼ぶ猫」だと信じていたそうです。
このため、現代でも多指症の猫が生まれた場合は
「幸福を呼ぶ猫」へ親しみの意味もこめて
「ヘミングウェイ・キャット」と呼ぶそうです。
確率は多くないので、
もし出会うことができたら幸運を運んでくれることでしょう。

現在ヘミングウェイ博物館でも
直系子孫が50匹ほど飼われていて、
6本指の遺伝子を受け継いでいます。
猫たちは現在州によって管理されています。
たくさんの食料を与えられ、
のびのびと幸せな生活をおくっているとのこと。

また、
「ヘミングウェイ・キャット」は
「ミトン・キャット」と呼ばれることもあります。
これは6本指があることで
手がミトンのようなかたちに見えるためです。
この手は
帆船のロープ登りやネズミ捕りに大変適していました。



猫たちにとっては、その指が何よりも便利なものだったようです。




古くから人間にとって身近な存在だった猫。
それだけに、
猫にまつわる迷信や言い伝えは世界中にいくつも存在します。

たとえば
「黒猫が目の前を横切ると不吉」という迷信は
日本ではよく知られていますよね。
しかし欧米では逆に
「黒猫が家に住み着くと幸運が訪れる」など、
黒猫を幸運の象徴とみる言い伝えが多いのだそうです。

「カギ尻尾は、その鍵で『幸せを引っ掛けてくる』とか
『その鍵で幸せの扉を開ける』とか言われています。

また、昔の日本では、
生まれる確率の低い三毛猫のオスが生まれると
「不吉だ」として
小さな船に乗せて島流しにすることもあったそうです。
今では希少価値から
「幸せを招くネコ」ですけどね。

一方、靴下模様の猫についても
靴下猫は縁起が悪い
(正確には靴下ではなく白足袋を履いた)と

言われていますが、
外国(イギリス?)では
靴下猫はラッキーとされているみたいですね。


ちなみにイギリスでは、
新婚のお祝いに黒猫を贈ると夫婦が幸せになれる
という言い伝えもあるとか。
諸説ありすぎて縁起が良いも悪いもない状態ですね。


そう言えば
忘れちゃいけない この猫


【幸せを呼ぶ猫ハチ】



この猫のハチは、東日本大震災の翌月、
2011年4月に生まれた猫です。
5匹の兄弟のうちでもっとも成長が遅く、
最後まで引き取り手のなかった子猫だったそうです。

そんなハチでしたが、
震災後暗い雰囲気が漂う中でも、
ハチの困っているような顔を見ると
それだけでなんだか笑顔になってしまう、
と話題になり
今でもたくさんの人たちを癒やし、
幸せな気持ちにさせてくれます。



今回ネコの写真展を通して
色々な視点から見ることができましたが
きっとそれほどまでに猫は、

昔から人間にとって
身近でいながら

神秘的で
且つ癒される
魅力的なパートナーだったのかもしれませんね。




今夜は
亡き婆ニャン(享年21歳)を偲びます。

最後までお付き合いくださり
ありがとうございました
ぺこり