初めてこの花と出逢ったのは
私がまだ、高校生の時。
私の通学路には
川もあったが、お花屋さんもあった。
ある日、私は
もじゃもじゃのつぼみの
花束を買った。
どんな花が咲くんだろぅ??
一人、卓上スタンドの灯りで
勉強していた夜更け
花瓶を置いた、背後の棚の方から
『ぱかり』と音がした。
振り返ると‥
『ぱかり』の正体↑↑
『ぱかり』は見る間に落下して
中にしまい込まれていた花びらが
ゆっくりと身体を広げて行く。
その
暗闇に浮かび上がった光景が
今でも鮮明に焼き付いている。
意外性の花だ。
ギャップの花。
アンバランスのバランス。
だって
もじゃもじゃのつぼみ
バレエのチュチュの様な花びら
うつむいたつぼみ
天を仰ぐ花
そして
ケシ属には
園芸用のヒナゲシと共に
アヘンを採取するケシも含まれ
時々、間違われるんだ。
アイスランドポピー( 英名 )
ついでに言うと
『 ポピー 』ではなく
『ヒナゲシ』と呼ばれたい。
願わくば
平仮名で『ひなげし』と。
そして、個人的には
やはり
ひんやりとした静かな夜更けの暗闇か
せめて
曇りガラス越しの透明感の中に
浮かび上がりたいものである。
うふっ

↑↑ 雪輪さんのマネ ( ´ 人 ` )
皆さんの
イメージフラワーは
何かなぁ?(´ε` )♪