【詩】『温もり ~鍋~』
著 Dandy&K
鍋…
日本の料理の中で…
【最高の食】である…
さらに…
ひとつの鍋で…
自分の口をつけた箸で…
つつきあう…
突き合うのではなく…
つ付き合う…
それが…
【最高の仲間】…
よく…
箸を反対にしたり…
おたまでわざわざとる…
そういうのが礼儀だと…
勘違いしてる人たちとは…
失礼だが…
私は付き合えない…
言い換えると…
あなたは汚い…
私は汚いと…
言ってる様なもの…
はなしがそれるが…
箸で…
食べものや人を指すのも許せない…
人間には…
人指し指と言うものが…
与えられている…
人は…
箸ではなく…
指で指すもの…
箸は…
ものを指すものではなく…
運ぶもの…
鍋は…
【暖かい】って…
当たり前のはなし…
本当の鍋は…
冷たくても…
【温かい】もの…
鍋の…
【あたたかい】を…
理解すれば…
【温もり】が…
人の…
【こころ】に宿る…
ひとりでも…
大勢でも…
鍋は…
【日本で最高のあたたかい料理】なのだと…
寒い日に…
あなたと…
食べた…
ちゃんこ鍋を…
想い出して…
いたの…
湯気の…
向こうの…
あなたが…
観えて…
気付いたら…
いつの間にか…
うたた寝…
していたの…
目が覚めた時に…
早く…
逢いたくて…
体が…
ポカポカしていたよ…
あの日…
ちゃんこ鍋を…
食べた時…
みたいに…
あなたと…
ふたりで…
食べている時は…
全て…
美味しい…
何を…
食べても…
美味しく…
感じるの…
食べものから…
ゆらゆら…
湯気が…
楽しそうに…
踊っていたもの…
寒い日なのに…
湯気までが…
嬉しそうだったね…
今日の…
お昼時に…
ゆらゆら…
上がってゆく…
湯気を…
観つめながら…
淋しく…
想えたけど…
直ぐに…
湯気の向こう側の…
春を…
観つめるようにしたの…
新鮮なものは…
活きている内に…
熱いものは…
湯気が…
あがっている内に…
いま…
あなたと…
味わいたいの…
ねぇ…
あの日を…
想い出していたら…
写真から…
湯気が…
出て来るように…
感じていたの…
日に日に…
寒くなって行くのね…
鍋に…
熱燗…
目の前には…
大好きなあなた…
あなた自身が…
鍋よりも…
あったかくて…
ねぇ…
はやく早く…
逢いたいの…
あなたと…
同じものを食べれる…
その喜びは…
例えようのない…
しあわせなことなの…
あったかい食べ物が…
熱いままで…
ふたりの口に入ると…
あったかいものが…
こころまで染み渡るのよ…
By Dandy&K!!(b^ー°)
【ありがとう】!どうも!!(b^ー°)