放射線治療も、最終局面になり、私の左胸はカチカチに固くなってきて、皮膚の色もだいぶパッと見ても黒ずんできたのがわかるくらいになった。
皮膚への影響は、確かに電子線だとより、ダメージを受けてる感じがするが、何より、胸の中まで組織が固くなり、常に筋が突っ張る感じになった。たまに手術痕の周辺にズキっと痛みも走る。
あと3回を残すところで、今朝は精神的にも弱気になってきたところだった。
知人宅にお歳暮を届けたところで、思わず、しんどいんです…と弱音を吐いてしまった。
ところが、その家の方がとても素敵な人たちで、生姜入りの甘酒をいただきながら、温かなことばと、励ましを受け、その後思わぬ方向に話が転がり、すっかり元気になって帰路に着いた。
弱音を、吐いてみるもんだなあ、と思った。抱えきれぬほどの不安でも、声に出してみると思うほど大きいものでもなかったことに気づく。
ちょうど、午後からは心療内科に初めて受診する予定だったので、ここでも自然、弱音を吐くことになった。
1ヶ月半も予約の順番待ちで、ようやく回ってきたカウンセリングは、40分間、あっと言う間だった。
ここでも、日ごろ抱えこんでいた思いを吐き出せたことで、思ったよりも自分に対して、周りへ自分の思いを吐き出すことを制限していたことに気づく。
それは、周囲への遠慮だったり、大切な人に負担をかけたくないとの思いだったりするのだが、弱音を吐いてみて私が思うほどの負担でもなければ、迷惑でもなかったようだ。
むしろ、人の温かさや、優しさに日ごろ自分がどれだけ気づけていなかったのかがわかった。
がんばりすぎなくて、良かったんだ。
弱音、吐いても良かったんだ。
なんだか、目からウロコの、一日でした。

