FXトレードを始めると、最初は期待に胸を膨らませ、多くの人が成功を夢見ます。しかし、現実は厳しく、多くのトレーダーが壁にぶつかります。私もその一人でした。今回は、私が何をやっても勝てなかった時期に経験したことと、その後の努力についてお話しします。

 

初めてのトレードと初期の失敗

私がFXを始めたのは2012年のことでした。当時、円高が進行しており、ドル円は80円を下回ることもありました。この時期、クロス円を売るだけで勝てると思い込み、何も考えずにトレードしていました。多少の含み損が出ても「そのうち戻るだろう」と楽観的に構えていました。

 

しかし、数ヶ月後、政権交代による経済政策の転換で、相場が急激に円安に動きました。私は経済情勢に疎く、相場の変化に対応できませんでした。その結果、逆行するポジションを放置して大きな損失を出してしまいました。一つのポジションで約700pipsのロスカットを経験し、初めてのトレードの成功はあっけなく終わりました。

 

 

勝てない日々と試行錯誤

その後、私は本格的にFXを学ぶために様々な教材や塾に参加しました。手法を変えては試し、また失敗するという繰り返しでした。

  • 教材と塾:多くの教材やトレード塾に投資しましたが、どれも一時的な成功に終わりました。教えられた手法をそのまま実践しても、自分に合うものはなかなか見つかりませんでした。
     
  • 手法の模索:スキャルピングからデイトレード、スイングトレードまで、あらゆる手法を試しました。しかし、どの手法も相場にうまく適応できず、資金は減り続けました。
     
  • メンタルの課題:勝てないことへの焦りとストレスで、冷静な判断ができなくなりました。感情的なトレードが増え、ますます損失が膨らみました。
 
 

挫折と再起

何度も諦めそうになりましたが、私にはどうしても諦めきれない理由がありました。学歴や職歴に自信がなく、FXで成功しなければ自分の未来はないと思い詰めていました。この危機感とコンプレックスが、私の原動力となりました。

 

 

成功への転機

その後、私は基本に立ち返り、以下の点に焦点を当てました。

  • 自分自身のトレードスタイルの確立:他人の手法をそのまま真似るのではなく、自分に合ったトレードスタイルを見つけるために、試行錯誤を繰り返しました。
     
  • トレーディングジャーナルの活用:全てのトレードを詳細に記録し、何がうまくいったのか、何が失敗したのかを分析しました。このプロセスで、自分の強みと弱みを把握しました。
     
  • リスク管理の徹底:一度のトレードで大きな損失を出さないように、リスク管理を徹底しました。特に、ポジションサイズの調整と損切りラインの設定に注力しました。
 
 

最終的な成果

これらの努力の結果、徐々にトレード成績が改善し始めました。以前は全く勝てなかった私が、安定して利益を上げられるようになりました。具体的な成績としては、2022年にはプラス320pips、2023年にはプラス450pipsを記録しました。

 

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