「笑う門には福来る」は立派な経済理論である。
NHK「ご近所の底力~我が街を元気にしたい~」を見て、そう思った。
http://www.nhk.or.jp/gokinjo/backnumber/100205.html
山梨県大月市が、ご当地B級グルメ「おつけだんご」(高速道路サービスエリアメニューコンテストで最優秀賞を取っている)や農産物の直売所で町起こしをしようとして、真面目に地域活性化に取り組んでいるのに上手くいかない。
それはどうしてか? 真面目すぎてつまらないからである、というのがその答え。
富士宮やきそばで町起こしに成功した静岡県富士宮市。そのきっかけは、「だじゃれ」だったという。町おこしの会の名前を「やきそば学会」、メン バー名を「やきそばGメン」と名付けたことで、NHKローカル局のニュースでちょっとした話題に。最初は苦笑や冷笑であったかもしれないが、「やきそばア カデミー」と名付けた講習会を地道に続けているうちに、富士宮やきそばの良さが口コミで伝わって行ったという。
ここで、もちろん最も重要なことは、富士宮やきそばが「美味しい」ということ。しこしこした歯ごたえの堅麺と、イワシなど旨味たっぷりのスパイ スが、どうやら「美味しい」の秘密らしいのだが、これがB級グルメのコンテスト「B1グランプリ」で2年連続グランプリをとったことで、ブームに火がつい た。その経済波及効果は、217億円(地域デザイン研究所調べ)に及んだという。
仕掛人のふじのみや本舗 渡辺英彦さんの「だじゃれ」の悪のりぶりは半端じゃなく、その軽さが「不景気」をぶっとばすエネルギーの原動力となっている。
お金をかけずに直売所を成功させている長野県伊那市の産直市場グリーンファーム。年間50万人が訪れ、10億円の売上があるという。直売所の責任者、小林文磨さんが語る成功の秘密は「楽しい」。
蜂の巣や鹿の角、落ち葉、たわしで作った狸、錦鯉の稚魚、ぺんぺん草、使わなくなった農機具、など、農作物だけでなく、「なにこれ?」というものがいろいろあって、ここに来るのが楽しいというわけである。
辺鄙な場所で、耕地も小さい。そんなハンディを克服したのは、「笑い」の精神であった。
これまで、農家は一生懸命農作物を作っても、市場が価格を決め、安売り競争に巻き込まれて全く儲からない。これが、市場原理至上主義の欠陥。
直売所では、価格を決めるのは農家自身。直売所のマージンが2割と決められているため、消費者はスーパーで買うより安く買え、農家はスーパーに売るより儲けることができる。
リーマンショック以前に、「笑う門には福来る」は立派な経済理論であるといったら一笑に付されたことであろう。しかし、リーマンショック以降は、市場原理至上主義者や金融工学専門家こそ、一笑に付されるべき存在である。
「笑う門には福来る」は、「笑う門には幸福が来る」という意味でもあり、「笑う門には福沢諭吉が来る」という意味でもある。
というのは冗談だが、「円」が「縁」から来ているということを理解できない経済学者には、なんら建設的な発言はできない。なぜなら、経済活性化の鍵は「縁」の構築にあるからである。
NHK「ご近所の底力~我が街を元気にしたい~」を見て、そう思った。
http://
山梨県大月市が、ご当地B級グルメ「おつけだんご」(高速道路サービスエリアメニューコンテストで最優秀賞を取っている)や農産物の直売所で町起こしをしようとして、真面目に地域活性化に取り組んでいるのに上手くいかない。
それはどうしてか? 真面目すぎてつまらないからである、というのがその答え。
富士宮やきそばで町起こしに成功した静岡県富士宮市。そのきっかけは、「だじゃれ」だったという。町おこしの会の名前を「やきそば学会」、メン バー名を「やきそばGメン」と名付けたことで、NHKローカル局のニュースでちょっとした話題に。最初は苦笑や冷笑であったかもしれないが、「やきそばア カデミー」と名付けた講習会を地道に続けているうちに、富士宮やきそばの良さが口コミで伝わって行ったという。
ここで、もちろん最も重要なことは、富士宮やきそばが「美味しい」ということ。しこしこした歯ごたえの堅麺と、イワシなど旨味たっぷりのスパイ スが、どうやら「美味しい」の秘密らしいのだが、これがB級グルメのコンテスト「B1グランプリ」で2年連続グランプリをとったことで、ブームに火がつい た。その経済波及効果は、217億円(地域デザイン研究所調べ)に及んだという。
仕掛人のふじのみや本舗 渡辺英彦さんの「だじゃれ」の悪のりぶりは半端じゃなく、その軽さが「不景気」をぶっとばすエネルギーの原動力となっている。
お金をかけずに直売所を成功させている長野県伊那市の産直市場グリーンファーム。年間50万人が訪れ、10億円の売上があるという。直売所の責任者、小林文磨さんが語る成功の秘密は「楽しい」。
蜂の巣や鹿の角、落ち葉、たわしで作った狸、錦鯉の稚魚、ぺんぺん草、使わなくなった農機具、など、農作物だけでなく、「なにこれ?」というものがいろいろあって、ここに来るのが楽しいというわけである。
辺鄙な場所で、耕地も小さい。そんなハンディを克服したのは、「笑い」の精神であった。
これまで、農家は一生懸命農作物を作っても、市場が価格を決め、安売り競争に巻き込まれて全く儲からない。これが、市場原理至上主義の欠陥。
直売所では、価格を決めるのは農家自身。直売所のマージンが2割と決められているため、消費者はスーパーで買うより安く買え、農家はスーパーに売るより儲けることができる。
リーマンショック以前に、「笑う門には福来る」は立派な経済理論であるといったら一笑に付されたことであろう。しかし、リーマンショック以降は、市場原理至上主義者や金融工学専門家こそ、一笑に付されるべき存在である。
「笑う門には福来る」は、「笑う門には幸福が来る」という意味でもあり、「笑う門には福沢諭吉が来る」という意味でもある。
というのは冗談だが、「円」が「縁」から来ているということを理解できない経済学者には、なんら建設的な発言はできない。なぜなら、経済活性化の鍵は「縁」の構築にあるからである。