「よゐこ&スザンヌの旭山動物園日記2010」を見る。
http://www.htb.co.jp/asahiyama2010/index.html
旭山動物園が廃園の危機から脱出し、夏期には上野動物園を抜くほどの入場者数を記録するまでになった理由とされている「行動展示」。
言うのは簡単だが、この「行動展示」が従来の展示方法(「形態展示」というのだそうだが、「標本展示」といったほうが正確なような気がする)とどう違うのかというと、その本質は、動物と人間との間のコミュニケーション・デザインにある(と思う)。
単に「その動物らしい行動を見せる」ということにとどまらず、「その動物と人間の関わり」に留意しているところがミソで、「関わり」を喚起される から、「可愛い」と感じたり、「すごい」と感じたりして、「また行きたい」と思ったり、「面白いから行きなよ」と人に勧めたりするわけだ。
旭山動物園の「行動展示」は、すべて坂東園長のアイデアなのだそうなのだが、重要な点は、そこにいる動物はどこの動物園にもいる普通の動物なのに、見せ方ひとつで、その動物の素晴らしさに驚かされるということだ。
ペンギンが水中を「飛んでいる」姿を見上げられるのもいいが、そのペンギンがディズニーランドのエレクトリカル・パレードよろしく人垣の間をよちよち歩きする。実は、人垣が柵になって、ペンギンたちが勝手にあちこち散らばっていかないように計算されているのだそうだ。
ホッキョクグマ館では、見学者の頭部が水上に獲物が顔を出したように見えるような設計になっていることで、ホッキョクグマが見学者向けてザブンと飛び込んでくるようになっている。
番組の中では、ホッキョクギツネやテナガザル、レッサーパンダ、オランウータン、エゾジカなどの新しい施設について紹介していたが、とりわけ印象 的だったのは、まさかこんな高さの屋根には飛びつけないだろうという、人間の予想を超える跳躍力で屋根に飛びつき、脱走寸前までいったテナガザルや、母オ ランウータンが子どもオランウータンを抱いて高いところにまで連れて行き、上手に自分の肩を踏み台に使わせながら、高いところでロープをたぐりながら移動 していく方法を教えている姿、そして、あざらしが水柱を昇り降りする際に、人間の子どもたちの身振り手振りに反応し、子どもたちが本当に嬉しそうに目を輝 かしている姿など。
江戸時代の歌舞伎小屋の演出に通じるコミュニケーション・デザインがそこにある。
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旭山動物園が廃園の危機から脱出し、夏期には上野動物園を抜くほどの入場者数を記録するまでになった理由とされている「行動展示」。
言うのは簡単だが、この「行動展示」が従来の展示方法(「形態展示」というのだそうだが、「標本展示」といったほうが正確なような気がする)とどう違うのかというと、その本質は、動物と人間との間のコミュニケーション・デザインにある(と思う)。
単に「その動物らしい行動を見せる」ということにとどまらず、「その動物と人間の関わり」に留意しているところがミソで、「関わり」を喚起される から、「可愛い」と感じたり、「すごい」と感じたりして、「また行きたい」と思ったり、「面白いから行きなよ」と人に勧めたりするわけだ。
旭山動物園の「行動展示」は、すべて坂東園長のアイデアなのだそうなのだが、重要な点は、そこにいる動物はどこの動物園にもいる普通の動物なのに、見せ方ひとつで、その動物の素晴らしさに驚かされるということだ。
ペンギンが水中を「飛んでいる」姿を見上げられるのもいいが、そのペンギンがディズニーランドのエレクトリカル・パレードよろしく人垣の間をよちよち歩きする。実は、人垣が柵になって、ペンギンたちが勝手にあちこち散らばっていかないように計算されているのだそうだ。
ホッキョクグマ館では、見学者の頭部が水上に獲物が顔を出したように見えるような設計になっていることで、ホッキョクグマが見学者向けてザブンと飛び込んでくるようになっている。
番組の中では、ホッキョクギツネやテナガザル、レッサーパンダ、オランウータン、エゾジカなどの新しい施設について紹介していたが、とりわけ印象 的だったのは、まさかこんな高さの屋根には飛びつけないだろうという、人間の予想を超える跳躍力で屋根に飛びつき、脱走寸前までいったテナガザルや、母オ ランウータンが子どもオランウータンを抱いて高いところにまで連れて行き、上手に自分の肩を踏み台に使わせながら、高いところでロープをたぐりながら移動 していく方法を教えている姿、そして、あざらしが水柱を昇り降りする際に、人間の子どもたちの身振り手振りに反応し、子どもたちが本当に嬉しそうに目を輝 かしている姿など。
江戸時代の歌舞伎小屋の演出に通じるコミュニケーション・デザインがそこにある。