トイレ(小)は部屋の片隅の排水溝で済ませると前述したが、(大)はどうするのか。

これが滞在記の中で一番書きたかったかもしれない、ワクワクポイント。
シモの話になりますので、ご了承ください(笑)

 

(大)をもよおしたら、トイレットペーパーを持って家の裏へ。

裏には川が流れていると言いました。

岸から川にせり出るように細い丸木の桟橋のような梯子があり、

その先には木の枠が二つ。

この枠がトイレだ。

落ちないように枠をまたいで中に入ると、枠の中には木の板が二枚、両足をそこに乗せる。

板と板の間は何もなく、水面が見える。

しゃがむとちょうど下半身が隠れる高さの木の枠。

顔は出るので、隣の人も見えるのだが。。。

下は水面、目の前には広い空とゆるりと流れる川、岸には緑が生い茂り、とてもいい眺めだ。

時おりそよ風が吹いてきて、本当に気持ちいい。

解放感マックス。

 

(もっと広い川でした)

 

板と板の間を、排泄したものが落下していき、それが水面に波紋をつくったその時!

どこからともなく無数の鯉くらいの魚が我先にとそのブツを奪い合い、

決着がついたらまたさーっと消えていく。

その闘いの様子はまるで、「崖の上のポニョ」に出てくる嵐の日の魚たちの如く。

はじめて見たときにはあまりのエンターテインメントにコーフン冷めやらず。

それからというもの、(大)をもよおすのが楽しみで仕方なくなり、

静かな水面が魚のカオスと化して、また静けさを取り戻していくのを

静かにコーフンしながらじっと眺めていた。

 

大好きな川のトイレだが、雨の時や夜中の暗闇の中は結構怖かった。

一度、アヒルの生血の料理を調子に乗ってお代わりした翌日はがっつり当たって腰が抜け、

這って桟橋を渡り、用を足しているときも川に落ちてしまうのではないかということもあったけど。

そして、あの魚たちは養殖されているのだという話も聞いて、なんとも微妙な気持ちにもなったけど。