【お米屋さんサポーターズの活動報告】金子商店さんに聞く!朱鷺と暮らす郷とお米屋さんについて | 料理研究家・五十嵐夫妻の週末夫婦ごはん Powered by Ameba

【お米屋さんサポーターズの活動報告】金子商店さんに聞く!朱鷺と暮らす郷とお米屋さんについて

今日も料理研究家 五十嵐夫妻のブログを見にきていただきありがとうございます^^



先日から【お米屋さんサポーターズの活動報告】をこちらのブログに書いています。

千葉のド田舎出身、田んぼに囲まれた土地で育った料理研究家・管理栄養士の五十嵐ゆかりです。

日本のおふくろの味を次世代にも伝えていきたいという想いで、おふくろ料理研究家として和食の大切さを発信しています。

和食に欠かせないお米に大変関心を持っている私ですが、この度、Nadiaの「お米屋さんサポーターズに任命頂き、2軒のお米屋さんを訪問してきました!!ありがとうございます^^

 

 

 



先日のブログでは、小池精米店さんを訪問させて頂き、【朱鷺と暮らす郷】【お米屋さんでお米を買うとどんな素敵なことがあるの?】について小池精米店さんの小池さんに質問させて頂いたことについて、Nadiaブログに書きました。

【朱鷺と暮らす郷】は、新潟県佐渡市の豊かな自然環境の中で生産されているこだわりのお米です。

 

 

 

これまでのブログ記事はコチラ!▼

①【お米屋さんサポーターズの活動報告】【朱鷺と暮らす郷】って何?

http://ameblo.jp/comcome/entry-11927900814.html

 

②【お米屋さんサポーターズの活動報告】小池精米店さんに潜入レポ!朱鷺と暮らす郷、お米屋さんでお米を購入する魅力について知るべく、小池さんに質問責めしてきました^^

http://ameblo.jp/comcome/entry-11931806992.html

 

【朱鷺と暮らす郷】の詳しい情報はコチラ▼

佐渡市役所HP

https://www.city.sado.niigata.jp/eco/info/rice/index.shtml

 

 

 

 



 

今日は、2軒目に訪問したお米屋さん株式会社金子商店さまで取材させて頂いた、

1▶朱鷺と暮らす郷をお米屋さんがどんな思いで販売しているの?

2▶お米屋さんから見た朱鷺と暮らす郷はどんなお米?

3▶お米屋さんでお米を買うとどんな素敵なことがあるの?

+私が疑問に思って質問させて頂いたこと。

についてご紹介したいと思います!

 

 

 

お米マイスター

出典 http://www.kaneko-shouten.co.jp/

 


金子商店さんとは?】

金子商店さんは、昭和12年に創業して「精米」「製粉」「精麦」などの加工業をはじめ、昭和27年に米の小売業として登録されました。


初代より引き継いでいらっしゃる「正直な商売」を守り、より専門性を高めて新商品の開発など「革新性」の理念を持ち、商品のご提供ができるよう心がけているのだそうです。

五ツ星お米マイスターの金子さんは、毎年全国の産地を訪ねています。それは、おいしいお米を選ぶためだけではなく、田んぼを取り巻く環境、栽培方法、生産者のお米に対する想いをしっかりと感じるため。

大切に育てられたお米を徹底した管理のもと、こだわりの精米システムと匠の技でお米の持ち味を最大限に引き出しています。

金子商店さんは、ごはん食を中心とした健康的な食生活の魅力や素晴らしさを子供たちやメディア、講演を通し、今後も多くの方に伝えていきたいという想いをお持ちです。

過去には丸美屋さんの麻婆豆腐の素に合うお米を開発するなど、こだわりを守りながらも面白い取り組みにチャレンジしています。至福のおかわり麻婆米を開発した際は、百回を超える数の試作をしてブレンドに使用するお米を選び、小数点第一位までの配合にこだわったそうです。

 

 

 

 

 

はい!

それでは、金子商店の金子さんへのインタビュー内容をご紹介させて頂きます!!

 

 


【質問①】朱鷺と暮らす郷をどんな思いで販売しているの?

 


【朱鷺と暮らす郷】をどんな思いで販売しているのですか?


 

【朱鷺と暮らす郷】の、生き物を育む取り組みが大切なことだと思い、【朱鷺と暮らす郷】を販売しています



【朱鷺と暮らす郷】をお茶碗1杯を食べることで、地域に貢献ができます。食べることが、生き物を育む環境を守ることにつながるのです。”もう少し奥に行きたい1ページがあるお米”だと思っています。


お米というのは、ただお米を作るだけではありません。お米は、本来は副産物だと私は考えます。お米を作ることによって、地域の集落が結束して助け合いが生まれるなど沢山の素敵なことが起こります。

高度経済成長以降は、効率良くお米が生産できるようになった一方で、地力が無くなり、稲の葉が多くなり、害虫が増えて農薬が多く使われるようになりました。

お米というのは1年に1回しかできないので不安があります。

地域の連携が無いと、不安で肥料をあげ過ぎたり、農薬を多めに使ったり、ということが起こりうるのです。この不安を除き、適切な量の肥料や農薬にするには地域の信頼と連携が必要だと私は考えます。

佐渡市で生産される【朱鷺と暮らす郷】は、地域の連携がとれているため、お米作りの不安を除くことができ、生き物を育む環境でお米の生産ができているのだと思います

 

※なぜ、”食べることが、生き物を育む環境を守ることにつながる”のか。について、詳しくはこちらのブログをご覧ください^^

https://oceans-nadia.com/user/12494/blog/636

 

”もう少し奥に行きたい1ページがあるお米”、素敵な言葉だと感じました。いつもお米と向き合っている金子さんが発する言葉は、たくさんの気付きを与えて下さりました。

お米を選び、食べることで起こる素敵なことを意識した上でのお米の選択を今後していきたいと思いました。

【朱鷺と暮らす郷】の生産を見本として、地域が連携した環境に優しい米作りが広がっていったら素敵だと思います。

 

 

 

【質問②】お米屋さんから見た朱鷺と暮らす郷はどんなお米?

 

金子さんから見た【朱鷺と暮らす郷】はどんなお米ですか?

 

【朱鷺と暮らす郷】の良さは、粒感があり、ある程度の粘りと食感があることだと思います。

新潟県佐渡市はお米にとって過ごしやすい風が吹いています。日中は暑く、夜は涼しい環境だと、夜に稲が休むことができるのです。稲が休めることで、粒感のあるお米をつくることができます。


日中も夜も暑い環境で育つお米は、やわらかくてベトつく傾向にあります。

 

「日中は暑く、夜は涼しい」は美味しいお米を作るのに必要な条件なのですね!

人間にとって休息が大切なように、お米にとっても休息は大事なのですね^^

 

 

 

【質問③】お米屋さんでお米を買うとどんな素敵なことがあるの?

 

お米屋さんでお米を買うとどんな素敵なことがあるのですか?

 

美味しいお米を美味しく食べるための精米ができるのはお米屋さんでお米を購入する魅力と考えます。お米本来の美味しさを味わうには丁寧な精米も重要です。

お米屋さんによってこだわりは異なりますが、金子商店では、徹底管理したお米をこだわりの精米システムと匠の技でお米の持ち味を最大限に引き出しています。

精米方法は日々異なります。品種や気候に合わせた精米をすることで、お米の持ち味を最大限に引き出すのです。

稲の湖粉層は3/4のみ取り除くことで、うま味を残します。また、精米して割れたお米や石、虫食いの除去をすることで安心して美味しくお召し上がりいただけるお米として販売しています。

 

 




金子商店さんの精米室を見せて頂きましたが、美味しいお米が一番美味しい状態で私たち消費者の手に届くよう、徹底した管理のもとで精米されているのが伝わってきました。

 

お米の持ち味を最大限に引き出すからこそ、美味しいお米を本来の美味しさで味わえるのだな、と思いました^^

精米機は1日1回分解掃除をすることで衛生・安全管理を徹底していらっしゃるそうです!自分を含め、大切な人が食べるお米だからこそ美味しくて安心なものを選びたいな、と改めて感じました。

 

 


質問▶どんな基準でお店で扱うお米を選んでいますか?

 

どんな基準でお店で扱うお米を選んでいますか?

 

3つの基準があります。

①地域の連携がうまくとれている。

②生き物を育む取り組みをしている。

③味、品質、価格。

地域の連携がとれていて、生き物を育む環境で生産しているお米を選ぶようにしています。美味しいだけでなく、環境にも優しいお米選びにこだわっています。

1度購入して終わり!ではなく、継続してお米を味わっていただけるよう、味や品質に加え、価格も選択する上では重要な選択基準のひとつです。

 

お米を取り扱う上での選択基準をしっかりお持ちだからこそ、美味しく・安心なこだわりのお米を扱っていらっしゃるのだな、と感じました!

 

 

 

質問▶冷めても美味しい、お弁当におすすめのお米はありますか?

 

冷めても美味しい、お弁当におすすめのお米の特徴を伺えますか?

 

粘り控えめで食感がしっかりしている、粒感のあるお米がおすすめです。【朱鷺と暮らす郷】はある程度の粘りと食感、粒感があるから、冷めても美味しく、お弁当におすすめですよ。

 

小池精米店の小池さんも【朱鷺と暮らす郷】は冷めても美味しいお米だとおっしゃっていました。粘りが程よい【朱鷺と暮らす郷】を選べば、お弁当でも美味しいお米を味わえるんですね^^♡

 

 

質問▶古くなったお米を美味しく炊くコツはありますか?

 

新米の時期だから新米を味わいたいのに、まだ去年のお米が余っていて困る!なんて声を時々耳にします。古米を美味しく食べ切るために、美味しく炊くコツや美味しく食べるコツはありますか?

 

古米を美味しく炊くコツは、【①なるべく冷たい水で炊く。②1合に対し、1cm角の昆布を入れて炊く。③お米に照りがないときは、1合の米に対し、小さじ1程度の米油を入れる。】です。昆布を入れることで失われたうま味を補います。

古米臭が気になるお米を美味しく食べるコツは、酢飯にすることです。酢が古米臭を抑え、砂糖が失われた甘味を加えますよ。酢飯ならたっぷり食べられるから、減りも早いです。

 

なるほど!私の実家や親戚もいつも新米をたくさん購入し、翌年の新米ができる時期まで余らせているので、この方法を伝えたいと思いました。

新米を食べたい!でも古米が余ってるから食べきらないと・・・。と思っている方は、金子さんに教えて頂いた古米を美味しく食べきるコツをぜひお試し下さい~^^

 

 

金子商店さんのHPでお米の美味しい食べ方が紹介されているので、新米が美味しい今の時期に、美味しいお米の炊き方をマスターしてみてはいかがでしょうか♪

http://kome.kaneko-shouten.co.jp/shop/rice/howto.html

 

 

 

質問ラストです!

質問▶海外にお米を販売されていますが、どんな想いで販売していらっしゃるのですか?

 

海外にもお米を販売しているのですね!
海外向けにお米を販売されているお米屋さんは珍しいな、と思いました。どんな想いをもって販売しているのですか?

 

日本から離れて海外に住んでいる日本人は、日本の良さを伝えたい、と考える方が多いように感じます。日本の良さを伝える上で日本のお米を自分も味わいたい し、味わって欲しいと思う方の想いに応えたいと思い、私たちは海外に向けてもお米を販売しています。送り先の多くはアメリカです。

美味しいお米を美味しい状態で届けたいから、3日で届くよう、航空便でお送りしています。

 
海外への販売は大変なこともあるそうです。それでも海外に住む日本人の想いに応えるべく、想いを持って海外への販売をしていらっしゃるのが素敵だな、と思いました!



 

まだまだまだまだ聞きたいことがたっくさんありましたが、ここで時間切れ!

金子さん、貴重なお話をお伺いさせて頂きありがとうございました!ぜひまたお伺いさせて頂きたく思います^^

 

川越といえば!小江戸観光名所が人気だと思います。

私も金子商店さんの取材帰りに一番街エリア(川越の中心に位置する、江戸情緒あふれる蔵の町並み一番街を始め、川越のシンボル「時の鐘」など、川越城下町を堪能出来るエリアです。)を車で通りましたが、また行きたくなる素敵なスポットでした。

金子商店さんは一番街エリアからもそう遠くない場所にありますので、川越に行った際はぜひお立ち寄り頂いてこだわりのお米をご覧頂き、お好みのお米を見つけてご家庭で味わって頂けましたら嬉しく思います^^

 

 

※そうそう!金子商店さんでは、なんと!【朱鷺と暮らす郷】が売り切れ!新米入荷待ちの状態でした。大人気なのですね^^

 

 

【朱鷺と暮らす郷】や【お米屋さんでお米を買うとどんな素敵なこと】について伝わりましたでしょうか?

前回のブログでも書きましたが、お米のほとんどはスーパーで購入され、お米屋さんで購入する人の割合はお米を購入している総数の割合に対し3%程なのだそう!

お米屋さんでお米を買うことで発見できる素敵なこと(ブレンド米の魅力や精米したての美味しさを味わえる、お米屋さんからお米を美味しく食べる方法を聞けるなどなど。)がたくさんあると思うので、お米屋さんで買ったことが無い方も、お米屋さんで買ってみる!を体験して、今までにない発見をして頂けたら嬉しく思います^^

 

 


 

■お米屋さん お店情報

金子商店

住所:〒350-0052 埼玉県川越市宮下町1丁目12番地7

営業時間:09:00~18:00

電話番号:049-222-0143 (代表)

FAX番号:049-222-0141

アクセス:

最寄り駅 西武新宿線・本川越駅・正面口よりバスで10~20分
     JR埼京線/東武東上線・川越駅・東口よりバスで10~20分

バス   川越06・宮下町停留所・徒歩1分
     川越01または02・喜多町停留所・徒歩5分

車    関越自動車道:川越インターから20分(約7km)
     首都高速(埼玉新都心線)S2:与野から40分(約16km)

HP:http://www.kaneko-shouten.co.jp/

ブログ:http://ameblo.jp/komedonya-kaneko/

 





10月3日(金)に【秋田鹿角屋オープン記念! フードアーティスト学が繰り広げるケータリングバゴル】を開催します^^私は審査員を務めさせて頂きます。

FCFのHPに詳細が書いてありますので、
・食べることが好きな方
・料理家を目指している方
・地方の食に興味がある方
などなど。そんな方はぜひイベント内容をチェック頂き、ご興味ある方は一緒に楽しめましたら嬉しく思います^^

http://foodcreativefactory.com/?p=20407





★*★塩レモンレシピ本、8月6日発売しました★*★

http://urx.nu/aXPQ




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