⑶ 真皮の構造と性質
真皮は表皮t皮下組織の間にあって、表皮を下から支えています。
水分を多く含み、膠原繊維と弾力繊維の働きによって皮膚の柔軟性、弾力性などの特徴をだします。一般に、老化などによってしわができたり、たるみができたりするのは、これら繊維の本来の力が発揮できなくなる為です。
真皮は、さらに毛乳層、毛乳下層、網状層に区分する事ができ、表皮の基礎層と接しているのは乳頭層です。乳頭層は細かい繊維と毛細血管からなりたっており、表皮はここを通じて水分や栄養を受け取っています。皮膚付属器官と呼ばれる、毛包、皮脂腺、汗腺はこの付近にあります。