⑵ 表皮の構造と性質

皮膚の中でも一番外側にある層で、皮膚が持っている数のうち、保護機能の大部分をこの表皮
であります。
表皮はさらに4層に別れており、一番内側から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の順に重なり合ってます。
健康な皮膚は一定の周期で生まれ変わっていて、この皮膚細胞の生まれ変わりのことをターンオーバーと呼び、一般的には28日周期と言われています。
ターンオーバーのメカニズムは、基底層で基底細胞の分裂が活発に行われることからはじまります。
分裂した基礎細胞は次々と皮膚表面に向かって押し上げられていき、有棘層の有棘細胞、ついで顆粒層の顆粒細胞へと変化していきます。ここまで要する時間は14日と言われています。
顆粒層の顆粒細胞は角質層に到達し、角質細胞へと変化します。最後には角質層からも脱落し
肌であれば垢、頭皮であればフケと呼ばれますが、健康な皮膚状態では角質細胞の脱落を感じることはほとんどありません。なお角質層にたまっている時間は通常で14日と言われ、角質層は角質細胞がおよそ14層に重なり合ってます。