「乾かし過ぎ」で失敗しないブローテクニックの続き
①ブローする前の乾いた髪は、もともとの
くせの影響を受けてまとまりがない感じです。
髪の中は「シスチン結合」「塩イオン結合」
「水素結合」の3つの側鎖結合によって支え
られている。
このうち、ブローで大事になるのが
「水素結合」。
髪が乾いている時は、硬く閉じたキューティクルの
外壁に守られて、水素結合はお互い手と手を
しっかり握っているイメージです。
②水で濡らすと、髪の中の水素結合が切れて、
急に不安定な状態になっていきます。
髪が濡れるとキューティクルが開き
髪の中の水分が浸透して水素結合は
握り合っていた手を離します。
水素結合が切れることで、髪はゆるんだ
状態になるため、自由に形が変えられるように
なりなす。
乾いた髪をいくらブローしてもなかなか
クセがつかないのは、「水素結合」の
『ゆるみ』を利用できないからなのです。