バードライフアドバイサー2級講座 2日目の次の講義は 横浜小鳥の病院 真田直子先生による 飼い鳥の看護学(後編)。

前編が ビデオ講義だった分 余計身が入りました。

前日の講義を振り返りつつ 伺いました。

 

飼育管理について、発情についてなど、さすが獣医師の先生の講義は わかりやすくてよかったです。

日常の健康管理の事など、 スライドを見ながら 詳細に説明いただけました。

 

また 動物病院での 検査などについて どういう形で行われ、検査によってどのようなことがわかるのか、など。

飼育下において どのようなことに注意し 家庭でできることはどういうことか、など。

消毒についてなども 詳しく教えていただけました。

続いて ご主人でもある 真田靖幸先生による 飼い鳥の感染症 講座。

 

この講座は 今回のBLAより 改正されて 初めての項目も含む講義だそうです。

前回は 1項目の講座でしたが 松本氏からの要請もあり 

第一部 飼い鳥の感染症 総論

第2部  飼い鳥の感染症 各論

という形で 今までより 濃い内容の講義となりました。

 

まず 総論講座として ズーノーシス(人畜共通感染症)について、感染様式などについて 詳細に講義いただきました。

最後に 消毒、対策など。

 

休憩をはさんで(休憩中は 映画「ポーリー」の続編です) 午後から

第2部 感染症 総論 の講義です。

総論講座については この時点では まだ 真田先生が 学会で報告されただけということで 松本氏も初めてうかがう講義だったようです。

飼い鳥(特にインコ、オウム類)の 6つの感染症 

・PBFD BFD PDD(ウィルス感染))

・クラジミア症(オウム病)

・鳥抗酸菌症(最近感染)

・マクロラブダス症(メガバクテリア症)(真菌感染)

 

特に PBFD, BFD については 国内でも感染鳥の問題が深刻ですし、気になる疾患でもありました。

実際の患畜の写真などが多数紹介され、

「診たくない人は伏せて下さい」と先生も。

 

データもいろいろ紹介いただきましたが

「オウムの感染症」と言われている PBFDが 実際には セキセイインコの発症数が かなり高く、

「セキセイインコのヒナ病」といわれる BFDが ラブバードに多く発症しているなど、 驚かされました。

 

あと PDD症 につきましては 今回初めて紹介いただけました。

「鳥ボロナウィルス症」という感染症で まだまだ 研究途上ではあるが、ということでした。

これについては 発症に関してのウィルス関与なども不明なところが多いらしいです。

今現在のデータ的には オカメインコの発症例が多いらしいです。

 

続いてクラジミアについて・・・・などというところで 松本氏より 時間制限がかかり 他の感染症につていは結構駆け足で解説いただきました。

是非また 機会を設けて 講義いただきたいと思っています。

 

この後 お待ちかねの 試験 です。

試験については 前日に松本氏より 課題をいただいていました。

 

「あなたが 今回 バードライフアドバイサー2級講座を受講することを どう考えているか」

「バードライフアドバイサー2級に合格したら 今後 どのような活動をしたいと思っているのか」

 

皆さん 配布いただいた試験用紙に書ききれないくらい 記載されているようでした。

 

自分的には 今回の受講を機に 鳥たちに対する気持ちが引き締まった気がしました。

まだまだ、できていないこともわかったし やるべきこと、やってはいけないこと、反省も多数ありました。

実際 2級に受かったからと言って どこまで何が出来るかは不明ですし わからないことだらけであることは確かです。

 

でも 少しでも 飼い鳥たちのためになることができていけたら、と深く思っています。

 

この度 講義いただけた TSUBASAの松本さん、涌井さん、 鳥獣監視員の木村先生、ALETTAの石綿先生 横浜小鳥の病院の真田靖幸先生、真田直子先生 本当にありがとうございました。

また 是非 先生方のお話を伺えるチャンスをいただきたく希望しています。