私たちくらいの世代以上の人ならば、結構みんな通る道なんじゃないかと思う、頭の痛いこと。

それは、着物の断捨離…。

 

嫁入りの時に一式持たされたものの、全く出番が無いとか、引っ越しの度に桐箪笥ごと移動しているだけとか、ただただ場所を取っているけど捨てられないとか、そんな話も聞きます。

 

最近の若い人は着物を持っていない人も多いかもしれないけど、私たち世代くらいまでは、みんな持っている(持たされている)よねぇ。

 

 

私の場合、自分で着付けができないので、何枚か持ってはいるのですがほとんど着ていなくて。

喪用の着物なんて、未だしつけが付いたままですね。実父と義父は亡くなっていますが、どちらも洋装でした。昨今の暑さを思ったら、絽の喪服着物なんてもう絶対着ないと思う。

 

 
成人式の振袖は、娘が着るかなと思ったけど、結局彼女はレンタルで。卒業式も、その時期にピッタリの小紋があったのですが、違う色味を着たいとのことでやっぱりレンタルで。
陽の目を見ることなく、30ウン年?保管だけしている状態が続いています。
 
若い時に作ってもらった着物や帯で、もう色柄が可愛らし過ぎたりするので、処分しようかなぁと考え始めました。
 
「いや、息子がそろそろ結婚して、娘が妹として振袖を着るかも」
「娘本人の結婚が決まって、結納とかで着るかも」
「本人じゃなくても、お友達の結婚式で着るかも」
 
着るかもしれないシーンはいくつか思い浮かぶものの…。
 
「今どき、友達の結婚式はドレスかな」
「兄の結婚式だって、ドレスで良いか」
「本人の結納とかなら、本人が気に入った色柄の振袖をレンタルした方が良いか」
 
いつ起こるかわからない事象のために、この先保管するのも手間だよなぁ。
最近の人は結婚も遅いから、35歳くらいで結婚となったら、振袖はさすがに着ないかもしれないし。
10年後に手放す時に劣化してゼロ円になるよりも、価値のあるうちに手放して、誰かに着てもらう方が良いよね。
 
最近実家の片付けで、母の着物をかなり処分したので、最終的には二束三文になるというもの見ているし。
私の場合、着物を作ってくれた母がまだ生きているので、さすがに悪いかな?という気持ちもありつつ、大手の買取業者さんに予約を取りました。
 
つづく