さてさて、娘は大学時代に英検1級やTOEIC980点を取っていて、カナダに留学もしていて、一応「英語が得意」というポジションで売り出して(?)おります。
しかし、仕事で海外との会議に参加(というか傍聴)させていただくと、何を言っているのか全然聞き取れないことも、結構あるのだそうです。
「美しいイギリス英語でもわかんないのに、訛りの強い国の英語だと、ますますわかんない」
うん、たぶんそれって、日本語で聞いてもまだよくわかんないんだと思う。いわゆる「業務知識」ってヤツが無いので、その専門単語を知らないし、ここまでの流れを知らないから。
「そうなの。上司は英語のスコアは私より低いけど、“予測力”みたいな物があって、内容を把握できてるんだよ」
この流れであの人が発言しているということは、賛成意見を言っているはずがないだろうとか、そういう背景を理解しているから、本来の英語力以上に聞き取れていると。
もちろん、何か齟齬があってはいけないので、さらにペラペラな人がフォローするわけですが、いずれは娘も、そういうことができるようになるんでしょうかね。
英語を話せることも大事だけど、同じように日本語力を磨くことや、専門知識を付けることも大事。知識があってこそ、外国語のニュアンスがわかる部分もあるのでしょうね。
1年目でも海外出張もあるらしいので、日々勉強ですね。
新人は覚えることがたくさんあって大変だけど、自分の経験で考えると、その頃に覚えたことって忘れないからね!