あの「有名受験ブログ」で、このところオープンキャンパスの話題が出ています。

懐かしいな~、そんな季節ですね。娘の時も、上の息子の時も、いろいろ志望校探しのためにオーキャンに行きました。

 

高校によっては、夏休みの宿題でオーキャンにいくつか行ってレポートを書く、なんていうのもあったりするようですね。

受験は情報戦。どの段階(夢の段階、目標の段階、受験すると決めた段階)で行くのが良いかとか、迷う要素もいろいろあるかと思います。遠方の大学の場合は、特にそうですよね。

 

最近の受験事情からは少し遠ざかっているので、古い話になってしまったら申し訳ないですが、私が思う「オープンキャンパスの歩き方」を書きたいと思います。

 

 

◆必ず「予習」してから行く!

 

ここで言う「予習」とは?

大学のHPを見ること。パンフレットを見ること。もちろんそれも含みますが…、私のおススメの予習方法は「進学フェアで概要を聞いておくこと」です。

 

大規模な会場で、関東近郊やそれ以外の地方大学も含め、100校200校と参加する大きな進学フェアがありますよね。そういうフェアでは、大学側も多くのスタッフを用意して、様々な質問に答えてくれます。

 

オープンキャンパスでも「個別相談」のブースが用意されているものですが、進学フェアとの大きな違いは、そこに出ている人員です。

 

進学フェアでは、 入試課とか広報課とか、事務系の職員が対応していることが多いです。もちろん大学によっては、教授が座っているところもありますが、かなり少数派です。特に人気の大学は捌く人数も多いので、事務系の職員や学生さんが対応していることが多いように思います。

 

 

一方オープンキャンパスでは、教授、准教授、もしくは院生などが、個別相談にのってくれる席が設けられているところが多いように思います。(もちろんそれとは別に、事務系の対応ブースもちゃんと設けられています)

 

つまり、どういうことかわかりますよね?

せっかく教授の前に座って、つまんない質問して終わってしまったら、すごくもったいないんですよ。

教授には、せっかくなら教授にしか答えられない質問、教授にこそ答えてもらいたい質問をしたいじゃないですか。

 

でも、知識が無い時って、何を質問したら良いかがわからない、ってことありますよね。

 

 

そんな時、まずは進学フェアに行くんです。何を聞いたら良いかわからない場合は、まずは「学部の概要を教えてください」でも、「他大学と違うと思うPRポイントを教えてください」でも、何でも良いので質問してください。

 

あちらも慣れたモノですので、自分の大学の強みをサラッとまとめて、上手に説明してくれます。

 

 

そんな感じで何校かとお話していくと、「さっきの大学がアピールしていたあのポイントは、こっちの大学はどうなのかな?」と質問できるようになりますし、逆に目からウロコのチェック項目を、相手から教えていただくこともあります。

 

「○○を目指しているなら、◇◇の制度があるか確認した方が良いですよ」とか、「同じように□□と謳っていても、△△の場合は違うんですよ」とか、今まで知らなかったチェック項目を、進学フェアでたくさんたくさん教えていただきました。

右も左もわからないからこそ、いろいろお話してみると、だんだん情報が整理されて、知りたいことや聞くべきことがまとまっていきます。


それで知識がまとまってくれば、その先は、どんどん自分でインターネットで調べられるようにもなってきます。

進学フェアの場で解決する疑問も多いので、そういう段階を通って、教授に聞きたい質問が出揃ってきます。

 

 

 ◆オーキャンは個別相談が命!

 

模擬授業や学食体験も楽しいですが、オーキャンは個別相談が命です!

学部学科別で、教授や院生に直接質問できるのは、本当に大きいです。逆に言うと、そんな機会はオーキャン(or個別の大学説明会)以外ではなかなか無いのではないでしょうか。

 

またオーキャンでは、就職関係のブース、生協や下宿関係のブース、入試相談のブース、留学関係のブース、学生との懇談ブース…などなど、いろいろ目的別の個別相談が用意されている大学も多いと思います。 ぜひぜひ時間の許す限り、各ブースで話を聞いてください。

そしてそれらについても、つまんない質問は進学フェアでつぶしておいてください。1日しかないオーキャンの時間を、有意義になものにするかどうかは、「予習」にかかっていると私は思います。

 

可能なら、高校1年生で進学フェアを渡り歩き、2年生や3年生でオーキャンに行く、というのが良いのではないかと思います。

 

 

我が家の場合は2人とも運動部だったので、夏休み期間中もガッツリ部活があり、高校1年生の時はなかなか、そういうフェアに行ったりする時間が取れませんでした。

なので、親の私がフェアに行き、その結果を子供に話して聞かせ、「じゃぁこういうケースはどうなのかな?」とか、新たに疑問が湧いたらそれをまた私がフェアで確認し…、という感じで、初期段階の疑問つぶしの作業は私が実行しました。

 

2人とも地方の国立大学(それぞれ別の大学ですが)を第一志望としていたので、高2の夏休みには、併願候補となりそうな近場(都内)の私立大学のオーキャンに行っておき、部活引退後の高3の夏にようやく、第一志望の国立大学のオーキャンに行きました。

 

その段階では、「絶対受験する」という志望校になっていましたので、遠方のため「下見」という目的も兼ねることができ、高3で行って良かったなと思っています。