そもそもなんですが、兄は「捨てたい」タイプ、義姉は「遠慮する」タイプ、母は「捨てなくちゃと頭ではわかっているけど、本音は捨てたくない」タイプです。

義姉は、「私たちの物を捨てますので、お義母さまの物は捨てないでください」なんて言うけど、そういうワケにはいかないじゃないですか。

 

だって食器ひとつ取ってみたって、元々の母の食器棚(キッチンに背の高い食器棚が1つ、リビングにサイドボードが1つ)には、既にギッシリ食器が入っています。収納率150%といったところ。

 

そこに兄夫婦の食器(普通に背の高い食器棚1つ分。収納率100%)が来るわけですよ。

実家は二世帯住宅ではなく、キッチンは1つしかありませんので、単純に考えて、母の食器を半分以上は捨てないといけないわけでしょ?

 

明らかに欠けているとか、汚れているとか、セット物なのに1枚しか残ってない物などは、割とすんなり捨てられますけどね。なまじ、割れてもいない頂き物のブランド食器とか、タチが悪いw

食器棚の奥の奥から出てくる、「この20年で初めて見る食器」とかも、結構ありましたね。たぶん、引っ越して来てから1回も使っていない。(こんな奥に入っていたら、出したくても出せないわ)

 

 

私たちが子供の頃に使っていた、懐かしい食器もたくさん出てきました。

そうそう、誕生日会のときはこのコップで、クリームソーダ作ってくれたんだよね。懐かしいけれど、50代の夫婦と80代の老女の暮らしで、クリームソーダは飲まないだろう。思い出に感謝して、どんどん処分していきました。

 

兄と2人でジャンジャン断捨離して、なんだかんだ食器棚だけで5時間くらいかかったんじゃないかな。

 

 

別の日には、食器棚以外のキッチン全般を片付けるのに、たっぷり8時間(朝9時~夕方5時)かかりました。

 

ホント、「実家あるある」だと思うんだけど、同じアイテムがたくさんあるの何故なんでしょうね?例えば、しゃもじだけで5つくらいあって、普段使っているプラスチック製の物1つと、お寿司用に木のしゃもじ1つ残して、あとは処分。

 

あと実家って、「凝った調理器具」もたくさんありますよね。マッシャーとか、肉叩きとか、ピザカッターとか、「あったら便利かもしれないけど、無くても良い物」がザクザク出てきました。

っていうか、そもそも普段あんまり使わない「3軍の調理器具」が、引出しの中を圧迫しているんですよねぇ。義姉がどのくらいお料理するのかわからないので、キレイなヤツは残して、あまり開けない一番下の引出しに収納。

 

 

20年前に引越して来た時が既に60代だったので、そんなに揚げ物とかしなくなっているし、母も普段からキレイにしていた方だとは思うけど、それでも20年物の結構手強い汚れとかもありました。今回も、換気扇は手つかずにして8時間ですからね。

これ、元々の(私が育った方の)実家だったら、もうお手上げだったかもしれないなぁ。

 

 

でも、親が亡くなった後の片付けと違い、一応まだ母も住んでいるので、捨て活は難しい。そして、「あー、ここに100均のこういうカゴがあったらなぁ」みたいなシーンも多くて。

自分の家だったら、「じゃぁ買って来よう!」って、すぐに100均に行けば良いんだけど、よその家だと難しい。兄夫婦の家に、どういう収納グッズがあるかもわからないので、むやみに買ってムダになってもいけないし。

 

改めて、私がよくYoutubeで見ている整理収納アドバイザーの方ってスゴイなー!って感心しました。

 

 

※ちなみに、未使用品でない物もいくつかは売れたらしいです。ありがたや~。