今日は、就活におけるガクチカやESについて、思うこと。

去年の夏に書いた、この記事。↓↓

 

 

ガクチカには、具体的に数値で示された「成果」が必要。その経験が、入社後にどう活かせるかを示すことが必要。

 

ネットで見ても、そのように書いてありますね。

 

 

確かにわかりますよ。

上の記事でも書いたように、ただ「頑張りました」なら誰にでも言える。そこからもう1歩先、頑張った結果どうだったのかを示すのが大事。抽象的な成果ではなく、具体的な数値でっていうのは、理屈ではわかります。

 

 

でも、何かおかしいなぁ…って思います。

 

例えば、娘が学生時代に力を入れたことのひとつに、前の記事で書いた、卒論のテーマにしようとしている「○○について」の活動があります。

 

だから、そのことを書いたらどう?と思ったのですが、何の成果も無いから書けない、と言ってたんですよね。

無理やり具体的な数値を挙げるなら、「この1年で○回訪問しました」とか?「○人の対象者と話をしました」とか?

 

いやいや、その活動で大切なのは数じゃないし。そもそも、数をこなすことが、その活動の目的でもないし。

(結局は、何とかその話を書いたみたいでしたけどね)

 

 

あと、娘がよく悩んでいたのが、「人間関係のトラブルを乗り越えた経験」みたいなエピソードを求められる時。

 

「まったく無いんだけど…。

友達もみんな仲良くしてくれたし、サークルも良い人ばっかりだったし、留学先のルームメイト達とも楽しく過ごしたし」

 

それを娘としては、トラブルにならないように、普段からしっかりコミュニケーションを取るようにしたとか、芽が小さいうちに話をしたとか、そういう「努力」の結果だと。

 

でも面接の時には、それは、評価されないんですって。

 

「トラブルが起きないように努力した人より、トラブルを起こして、それを解決した人の方が評価が高いって何なの?」と憤っていましたね。

 

 

就活が終わった今となっては、もうどっちでも良いんですが、今まさに奮闘している人たちは、きっと同じようなこと、悩んでいるんじゃないでしょうか。

 

今放送している、「わたしの一番最悪なともだち」っていうドラマ、観てますか?

4年生の夏になっても、まだ就職が決まっていない主人公が、友だちのガクチカを使った嘘のESが通過してしまい、悪戦苦闘しているお話。

 

あの子、この先どうなるのかなぁ。

あの子が納得のいく内定先を得ることを、お母さんの気持ちで見守りたいです。