公務員「滑り止め区分」の試験が終わった後、大急ぎで準備してA社の最終面接を受けることになった娘。

 

ここで一番の懸念は、今日娘が何をしていたのか、恐らくA社にはわかってしまっているだろうということ…。

だって最終面接を辞退するほどの予定って、よっぽどのことでしょう?日曜日ということで、他社さんの面接という可能性は低い。

だから公務員試験を受けていたと、たぶん察しているだろう。

 

「今日の区分に合格したらどうするんですか?」

「当社より、そちらの志望度が高いのですか?」

 

そういった類の質問をされることが予想されるわけで…。

 

そもそも公務員試験について、国総の志望度は、これまでも散々質問されてきたそうなんです。何省を志望しているのか、省庁と当社ならどちらに行きたいのか。

でも、そこを併願することはある意味「想定内」というか、それなりにあるパターンのようで、「やっぱり訪問するんですか?まぁ、そうですよね」みたいな反応でもあったらしいのですね。

 

しかし娘は、この滑り止め区分のことは、今まで一度も話してなかったそうなんです。

しかも最終面接の案内の電話を受けたとき、「行けないので辞退します」と言ってしまった。つまり、A社より滑り止め区分の方が志望度が高い、と言ってしまっているようなものじゃないですか。

 

これは結構ヤバいと思う。

 

総合職の結果が出るまで(2週間)は待ってあげよう、と思ってくれていたとしても、滑り止め区分の結果が出る時期までは、さすがに…と思いますよね。せっかく内定を出しても、何ヶ月か経ってから内定辞退される可能性があるって思ったら、内定を見送るかもしれない。

 

だってA社に入りたい人なんていっぱいいる。

インターン選考で一回「保留」に回っている娘は、A社にとって絶対欲しい人材では無いのです。

 

「とにかく、“総合職でないなら御社の方に行くつもりです”って言わないと」

 

滑り止め区分は、出願していたからとりあえず受験したけど、御社に内定をいただけるならもう2次は受けません!くらい言わないと。その先のことは、全部合格してから考えよう。

 

だって、総合職で採用されるかどうかなんてわかんない。最終合格していても、採用されるのは4割未満(*)しかいないんでしょ。

A社の内定があると無いでは大違いでしょ。

 

(*)国総の最終合格は数年間有効なので、今年は採用を希望せず院進したり、民間に決まってそちらを選ぶ方などもいるので、6割が落ちるという意味ではありませんが。。。

 

再びつづく