受験シーズンですね。

中学受験も高校受験も大学受験も、コロナ禍では体調管理に気をつかって大変でしょう。無事に桜が咲くことをお祈りいたします。

 

さてさて、我が家の子供たちは、中学受験は経験しておりません。公立保育園→公立小学校→公立中学校→公立高校→国立大学 と、オール国公立で行けましたので、「親孝行ルート」と言えるかと思います。

娘は海外交換留学+留年あり、息子は大学院修士まで行きましたので、その分の費用はかかっていますが、それでもオール私立に比べたら格安ですよね?

 

さらに我が家の場合、2人とも高校時代は3年間、塾・予備校無しです。季節講習のみの受講も通信ゼミなども無しで、本当に学校だけ。

 

ちなみに小学生の時は4年生から通信ゼミをやっていて、中学時代は中2から2年間は通塾しました。その他、英会話スクールに3歳から中2くらいまで(娘は中学卒業まで)通いましたが、恐らくこれまでかかった教育費は、平均以下で済んでいるのでは無いかな?と思います。

 

 

みんなが塾に行っているとき、「うちだけ行っていない」という状況は、ものすごく不安を覚えますよね。

うちの上の子も、中2になるちょっと前くらいの時に、自分だけ塾に行っていないということに焦りのような感情を持ちました。

自分だけ習っていないことがあるんじゃないか?みんなが知っているテクニックを、自分だけ知らないんじゃないか?

 

本人が今の環境を100%信頼できなくなってしまったことで、何だか気持ちの面でうまくいかなくなり、中2の段階で塾に入れました。

ただ、成績が低迷したわけでは無かったので、塾の勧める5教科セット受講ではなく、数学のみの単科受講をしました。

その後、英会話スクールをやめて塾の方で英語も取りたいと言ったので、中3以降は、英数国の3教科受講したんだったかな?

 

 

で、無事に高校受験を終えて、第一志望の公立高校に合格したときに、息子が言いました。

 

今となってみたら、塾に行かなくても、学校の授業をしっかり受けて、しっかり市販の過去問を解いていけば合格できたと思う。

塾に行ってみたら、学校でやったことをおさらいして、問題を解いて確認していただけだった。何か新しいことを教えているわけじゃなかった。良質な問題さえ入手できれば、結局それを解くのは自分だったと。

 

 

だから息子は、大学受験の時は、予備校の勧誘チラシには目もくれませんでした。

むしろ、学校の授業で習ったことを、もう一度予備校で授業を受ける時間がもったいない。その時間に良質な問題をたくさん解きたいと。

娘の方は、お兄ちゃんがそうやって第一志望の国立大学に合格していたから、自分もそれで大丈夫と思えたんだと思います。

 

 

そして、娘も息子も共通して言っていたことは、「どこを信じるのか決めた方が良い」ということでした。

学校を信じられない状態で、学校だけを頼っても伸びない。

塾を信じると決めたなら、とことん塾を信じる。学校を信じると決めたなら、とことん学校を信じる。それが大事だと言っていました。

 

高校時代は2人とも(2人は別々の高校ですが)、学校を信じる!と決めて、勉強しました。

この学校でしっかり勉強していれば、必ず志望校に合格できる。その気持ちは揺らぐことなく、最後まで走り抜きました。

学校を信頼した結果、学校生活に全てポジティブに臨むことができ、学校行事も部活もすべて存分に楽しみ、一生の友達もたくさんできました。

 

 

我が家の場合、決して裕福な家庭ではありませんので、大学時代に2人ともひとり暮らしをさせてあげられたのも、海外留学や院まで行かせてあげられたのも、それまでの塾や予備校代を節約できたおかげかも。

中学より高校、高校より大学と、後になればなるほどお金がかかります。そして、後になればなるほど、お金のかけ甲斐がある事柄が増えてくるように思います。

 

だから今、中学生や高校生の人たちには、「とにかく学校を信じてみて!」と言いたいです。