今回はOM50
OM50であれかぁって判る人はかなり通かと思われる。
OM50 通称て言うか販売名は「スズキ マメタン50」
当時のスズキは50ccにミニクロ、ミニタンなど愛称をつけて
いたから呼びやすく、その方が通りがよかったね。個人的には
ミニクロが好きだった。ヘルメットを被った?カラスがキャラ
クターだったと思う。minikuro = mini(小さい)motocrossを
分解しcro ⇒ clow(からす)だからカラスのキャラのミニクロ
であると高校時代からの持論である。
あっ、今回はミニクロでなくマメタンだった。
自分が免許を取得する頃に凄く人気がある車種だった。
数ヶ月前、物置の整理をしていたら1978年当時の雑誌が出てきた。
その中の50cc部門の人気一番だった。後でこの雑誌も取り上げてみよ
まず外観だが、格好が良い!の一言で済ませてしまっては雑感以外の
何物でも無い。
特徴は長く伸びたフロントフォークにスッと天空に伸びた絞りのない
アップハンドル。タンクはマメタンの呼称よろしく、小ぶりで尾部に
向かって下がっていき、シートカウルに繋がっていく。そして、シート
カウルはキュッと小股が切れ上がったキュートなデザイン。そして、
ショートホイルベース。
当時、チョッパースタイル(今は死語か?)今ではアメリカンスタイル
(コレも死語?)的なデザインであり、コレと同様のチョッパ-モデルは、
ホンダCM125しかなかった。
(CM125の方が、チョッパーらしい形をしていた。あくまでも当時は ⇒ 笑)
エンジンはRG50と同じだったが、デチューンしていたと思う。
でも、パワフルと言われていたスズキの2ストだから、走りも
なかなかのものだった。
さて、当時の自分の周りではどのような乗り方をしていたかと言うと、
金の無いやつ ⇒ 純正ハンドルを手前に倒しただけ。 ⇒ 妙に背筋が反り変えってた。
少し金のある奴 ⇒ プルバックハンドルに交換 ⇒ 結構、コレが多かった。
金のある奴 ⇒ マフラーが格好が悪いとチャンバー交換 ⇒ 性能よりも音重視
変わってる奴 ⇒ コンチネンタルハンドルに交換 ⇒ 結構、これも似合うデザイン
趣味を疑う奴 ⇒ マフラーを耐熱スプレーで赤、黄、緑等に塗装 ⇒ 信号か!
これって乗り方じゃなく改造か(笑)
マメタンあるあるで、信号が赤から青に変わった時にラフなクラッチミートで
ウイリー(死語?)して、アタフタ。ショートホイルベースで立ち上がったハンドルに
元気な2スト、重心が後方だから、やっちまうわけだ。
自分は友人のT君の「マメタン」を借りて乗ったが、素直に腕を降ろした肩幅に
絞りの無いアップハンドルがありリラックスした上半身に比べ、ステップが後ろの
ような気がした。乗った感じは自分のトレールタイプよりフラフラした感じがした。
さてさて、マメタンの思い出は何かというと「初転倒」の経験だ。
それも免許が無かった時のこと。
無免許で運転して転倒したわけでは無い(これは違反だ!)
実はマメタンのシートカウルはタンデムするのにちょうど良いのである。
自分は免許がないので、T君のマメタンの後ろに乗っていた。
(原付は2人乗りは×だけど、違反だが運転者はT君だから)⇒ ごめんなさい
このシートカウルは運転シートより高い位置にあるため、重心はノーマルよりも
後方になる。原付だからフットステップは無く足はブラブラ。
この状況で女子高生の集団を見たT君、一発奮起して信号でエンジンふかし気味で
ラフにクラッチミート!すりゃ、フロントタイヤは90度以上に舞い上がり・・・