世間はクリスマスである。

ただ、なんかいつもよりも、活気に乏しいような気もするがやはりコロナウイルスの影響かな???

 

細々と誰見るわけでも無いくだらないことをダラダラと書いているブログであるが、なぜか地元の食い物屋関係は閲覧数が伸びる。基本はオートバイネタであるが、万人受けするわけでも無いため仕方が無いかもしれない。

 

じゃあ、仕方が無いから今回も食い物ネタで万人ネタを狙う。(オイオイ)

 

今回は、常総市石下食堂銀座にあるお店。以前、ココにある寺田屋食堂サンはご紹介したね。そのお隣の知る人ぞ知る名店

「太陽食堂」さん。実はこのお店、営業していても暖簾がでていない。だから、営業しているのか、休みなのかが判らないのである。では、暖簾がでていなくては営業しているかは、調理の匂いで判るのだよ。(かなり適当で済みません)

 

どうですかね。良い感じでしょ。

選ばれし者のみ(選んだ者)のみを受け入れるような外観。寺田屋さんと並ぶと尚更、古き良き時代を彷彿とさせてくれる。

駐車場は右奥の石下商店街駐車場の一角にあるよ(太陽食堂、寺田屋食堂共に1台分)

 

入り口は正面?ではなく裏側から入る。以前は正面も入れた気がしたけど、今は机が置かれているから入ってくる人を見たことが無い。

 

https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/192260/640x640_rect_ace8e00d38b23c8b6240dc85e21cb1e6.jpg

 

コレが入り口。写真を撮り忘れたからタベ〇グさんのリンクを張っておきますよ。

正門?裏口?どうみても勝手口だよね。初めての人は戸惑うと思う(笑)

 

話では出前もしているので混んじゃうと対応できないからと、暖簾は出さないでいるらしい。

 

 

店内のは台形で6畳程度かな、そこに4人掛けのテーブルが4卓のみとかなりギューッとしている。

このようなお店だけれど、昼時には相席になることもしばしば。でも、慣れている人が多いから、承諾も早い。

 

厨房の奥では、小気味よき音が響きお母さんが手際よく調理を進めている。

店内には食材が雑然と置かれている様に見えるが、整理がされていないわけで無く、レトロ食堂無くてはならない完成形のオブジェである。

 

一応、漫画(少年マガジン)も置いてあるが、ゆっくりと読む人はいるのだろうか?

発行は連番だし、基本的にはお兄ちゃんの読んでる漫画なのだろうな。

 

テーブル上には、どこの食堂でも定番と言える調味料が並ぶ。手前のプラ壺にはおろしニンニクと豆板醤?で味変にも対応。

また、竹でできた年季の入った箸入れが良い雰囲気を出している。

 

さあ、何を食べようか? と、いつも食堂では悩んでしまう。好きな料理がいっぱい並んでいる。

でもお値段見てくださいな。お隣の寺田屋食堂さんと張り合うかのような金額。今時、ラーメンが350円で食べられる所はそんなに無いよね。タンメン450円も具材はたくさん乗ってるし、町の食堂はなんて素晴らしいのだろうか。

 

この値段だから、2個食いしろって事かと勝手に解釈してしまう。

悩んで悩んで、今回チョイスしたのは「オムライス」と「ワンタンスープ」。2個食いだけどスープなら罪悪感は少ないと、改めて勝手に解釈する。

 

約10分で来ました、来ました。背徳感の少ないオムライスセット。

ラーメンどんぶりいっぱいのワンタンに結構ボリューム感のあるオムライス。これはSNS映えするし、野菜感が少なく全くもって健康に良さそうである。

 

ワンタンスープである。 350円であるからワンタンにネギくらいと思うなかれ、スープに沈み込んでいるがチャーシューにシナチク(メンマでは無く敢えて)、ゆで卵、ワカメとラーメンと同様の具材が入っている。ワンタンも丁寧に包まれていて、和風の出汁のスープと絡みツルぅっと口の中に流れ込んでくる。 昭和に育った世代には懐かしい味だ。

 

 

オムライスであるが、ビジュアルを見て欲しい。凄い卵がきれいに焼かれている。形も整っていて一切の妥協の無い丁寧な仕事である。ケチャップのかけ方も頂点に多めにかけ自然の重力で広から狭の変化が生まれ見た目にも食欲を促してくる。

本当に綺麗だ。

 

卵の中から生まれ出でたるチキンライス。当然、具材は鶏肉とタマネギのオーソドックスなもの。

結構、食堂のオムライスの味付けでケチャップ+ソースのブレンドもあるけど、味付けはケチャップのみかな?噛みしめると甘味が感じられる。そしてケチャップゾーンに入るとグッと酸味と濃いめの味が味覚に変化をもたらしてくれる。

この写真を撮ってから、一気に食べてしまいました。いつもと変わらない昭和の洋食。奇は狙っていない食堂の味。

 

確かに一時流行った(今も?)卵の真ん中を切ると半熟卵がデロォォンとするフワトロのオムライスも良いが、やはりオムライスは硬く焼いた卵が定番と信じてやまない男はかなり多い。コレは家庭での料理法が関係しているのでは無いかな。要するにお袋の味だね。

 

よく男心と胃袋つかむには「肉じゃが」と言われていたけれど、実は肉じゃがよりも絶対的に「オムライス」が最強であると思っている。是非、男心をつかみたい淑女の皆様、こちらでこの味を堪能してみてください。ちなみに今までに老若女子が来店しているのを見かけたことは無いが・・・

 

太陽食堂 茨城県常総市本石下2-12