先日開けて見ちゃったクランクケースカバー。
ガスケットはボロボロで、埋め合わせにシリコンのコーキング材でペタンコしてあった。まだ何とかなるかなと、蓋をしちゃったけど、やっぱ気になる。
当然、純正部品は出るわけでもなく、リプロやデッドストックもヤ○オクにも出てこない。そりゃそうだ、生産から55年以上も経ている単車だからね。
無ければどうする、作るしかないか。
まずはケースのガスケットを剥がし、オイルストーンで研磨してクリーニング
きれいになったでしょ。ガスケットは所々、切れてひどい状態。
これじゃ,型取りもできない。
用意したのは,100均で買ってきた朱肉。本当は事務用品で使う黒いスタンプ台が良いのだけれどね。さて、この朱肉でケースをペタペタペタペタペタペタ。
要するに転写するわけだ。
こんな感じで大まかな形を転写し実物のガスケットを利用に輪郭を描写。やっぱ,スタンプ台の方が転写率は良い。(失敗作は見ないでね)
こんな感じでボルト穴をパンチしてボルトを刺してズレ防止。結構,効果あります。
ボルトを突っ込んでおけばズレることもないので、ケースをガイドとして輪郭を描く。そうすれば外郭は、ほぼ間違うことはない。
外郭が決まったら後は中身を刳り抜くけど,一気に切るのではなくハサミの可動域があるし、結構ガスケットって硬いから少しづつ少しずつ切たしていく。
ハイ,こんな感じ。
本来のガスケットより内郭の部分は太いけど、ギリギリにするより若干のマージンをとった。ボルトで締めてしまえば圧面は変わらないだろうし(決して面倒だからではないよ。笑)
さて、ぺったんこしたらこんな感じ。若干のはみ出しはあるけど、これを切るとなると結局のところ毛羽立って汚くなるから許容範囲としてしまおう。
こんな感じで作ってみたけど、プロや職人や専門家から見たら素人仕事だよね。
そこは知識や技術も無い素人として見逃してください。きっと、もっと簡単な方法があるんだろうな。
試運転がてら花でも愛でよう