「保育園落ちた 日本死ね」

という一つの匿名ブログから、日本の政治、世間の話題をかっさらい、

新年度の4月が始まったら、途端にテレビのニュースでも言わなくなりました。

なぜ?

半年前の数字になりますが、厚生労働省の調べで平成27年10月時点での待機児童数は45,315人で平成26年10月のそれと比較し、2,131人増加しているそうです。

 

ただし、平成27年4月の時点では、23,167人だったので10月が毎回多い計算担っています。これは、新学期という事情もあるのでしょう。リンク先では過去の推移も見えますが、毎年4月時点では2万人近くの児童が待機児童として保育園には入れない状態担っているようです。(今年も同じくらいでしょう)

 

私の周りにもワーキングマザーとして、子供を保育園に預けて働いている女性が多くいます。都心部なのでこの保育園事情について厳しい状況であることには変わりはないと思います。

 

私は子供もいないので、保育園の詳しいシステムは分かりませんし、当事者担ったこともないので、その気持ちを知ることは出来ません。

けれども、この「保育園落ちた、日本死ね」には同情することができないのが本音です。こんなことをいうと、

「独身(行き遅れ)女には、わかるまい」

と、言われそうですが、わからなくていいです。

子供がいなくても、周りには、働く母親という友人や友人の奥さんがいます。

その人たちを見て、事情はある程度、同じ年代の女性として共感できる部分や、応援したい部分はあります。

何が一番、共感できないかというと

「日本死ね」という乱暴な言葉遣いです。

 

この言葉は、子を持つ親として、気をつけるべき言葉遣いで

人にものを訴えるには、あまりにも粗野なボキャブラリーです。

 

その言葉に煽られている女性たちや、その女性たちに乗っかり、支持率を上げようとする政治家。

 

まず、すべきは、美しくない日本語が日本を罵倒していることに怒るべきなのでは?

と思います。

 

保育園に入園できないため、仕事ができないという女性。

仕事と保育園。コロンブスの卵状態だということは聞いています。

 

保育園に落ちた家庭(夫婦)に問いたい、

 

父親が育児休暇をとったら?

 

出産前後は、女性(母親)の貢献が必要なのは生物学的にそうでしょう。

出産は、現代医学をしても女性しかできないし、

出産後、体力的に回復するのも時間がかかります。

 

けれども、ある程度、時間がたったら、父親でもよくありませんか?

 

母親が家族の大黒柱になってもいいじゃない。

 

父親(夫)のほうが稼ぎが多いという家庭も多いでしょう。

だから、母親が家庭を・・・ということでしょうが、

 

女性も男性と同じような職種につけるようになった現代では、

男女関係なく、仕事ができ、同じ給料をもらう事も可能でしょう。

男女雇用機会均等法の最初のコンセプトってこれじゃないかな?

 

女性も男性に負けないくらい仕事をして、キラキラ輝いている人は多くいます。

そのような妻(母親)をしっかり支援している夫(父親)

そんな家庭

いいじゃない!

 

独身女としては、この問題違うところに論点が行きそうです。

今度、何かを訴える時は、

もう少し考えて訴えて欲しいですね。