
基本的に、ホラー映画は見ないので、「13日の金曜日」とか知りません。
2つ映画をあげましたが、実際に見終わって、
体力を使い果たしたように、脱力してしまいました。
そして、言いようのない、達成感がない映画・・・
怒りのみが残るんですよ。
ホラーじゃなくても、見て”ぞくっ”とした映画を・・・
「縞模様のパジャマの少年」 The Boy in the Striped Pajamas
イギリス・アメリカ合作映画 2008年公開 2009年日本公開
舞台は第二次政界大戦下のドイツ。ブルーノという少年は、軍人である父の任務に伴い、見知らぬ土地へ家族と引っ越します。引っ越し先では、綺麗な大きな家に住みますが、外に出てはいけないなど、遊びたい盛りの子供にとってはつまらない。
ある日、親の目を盗んで家を飛び出し、近くの農場のようなところを見つけます。
そこには、坊主頭で縞模様のパジャマを着た同じような年齢の少年、シュムエルが座っていました。
その少年と話すと、楽しいブルーノは、シュムエルと一緒に遊ぼうと誘いますが、シュムエルは、「無理だよ。このフェンスがあるから」と言います。ブルーノはそのフェンスの意味がわかりません。よく見ると、小さな少年ならくぐり抜けられる穴があることを見つけ、そこから出ておいでとシュムエルを誘いますが、彼は首を縦に振りません。
毎日のように農場に行き、シュムエルと会うブルーノ。しかし、ある日ついに家族にそのことがばれてしまいます。
そう、実はブルーノが農場だと思っていたのは、ユダヤ人強制収容所で、シュムエルは、ユダヤ人だったので捕まってそこに収容されていたのでした。
ナチスの軍人である父は、収容所のことはもちろん知っていますが、家族は、収容所のことをよく理解していませんでした。ブルーノの母ですら、悪いことをしたユダヤ人を収容しているだけ。(虐殺はない)と思っていたのです。小さな少年ブルーノにはこのことすらわかりません。
両親の言葉に逆らって、こそこそとブルーノはシュムエルに会いに行きます。ある日、シュムエルの父を探すため、二人の少年は、収容所の「シャワー室」へ行ってしまいます。
ことの次第を知ったブルーノの母は半狂乱になって、シャワー室(ガス室)へ行くのです。
物語は少年同士の友情を緩やかに描いています。
シュムエル自身も現在自分が置かれている状況について詳しいことがわかっているようで、わかっていない。敵?であるドイツ人少年と、友情を楽しむのです。
しかし、最後に、思わぬ悲劇が。
ブルーノがかわいそうではなく、なぜ、この少年が柵を隔てて遊べないのだろうというもどかしさが悲しいし、最後の結末に、胸がつぶれる思いでした。
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「セブン」 Seven Se7en
1995年 公開
ブラッド・ピット主演の映画です。
デヴィッド・フィンチャー監督のサイコミステリー映画です。
キリストの7つの大罪を元にした猟奇的な殺人が起こり、その事件を追う熱血刑事をブラピが演じます。次々に起こる殺人事件を止められない、そして、犯人は刑事をあざ笑うかのように挑発をしてきます。
キリスト教の7つの大罪とは 暴食、色欲、強欲、憂鬱、憤怒、怠惰、虚飾、傲慢 です。それぞれの大罪をテーマにした殺人を追っていくのですが、
映像が、フィンチャーゆえに、斬新です。しかし、全編くらい感じ。
そして、ラストは、予想もしない結末に。
有名な映画で、そのラストには、多くの観客は裏切られたと思うのですが、
見終わると、きついですね・・・- セブン [DVD]/ブラッド・ピット,モーガン・フリーマン,グウィネス・パルトロー
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