今年のアカデミー賞の作品賞は「英国王のスピーチ」でした。

現在の英国女王の父親であるジョージ6世の実話をもとにした話です。

ジョージ6世は、もともと王様になるはずではなかった人です。
兄であるエドワード8世が離婚歴のある女性(シンプソン夫人)との結婚を選んだため自ら王位を返上(王冠を懸けた恋)しそのお鉢が回って来たのです。

生まれたときから次男坊として王位に就くものとしての教育は受けず、軍人として時の大戦に従軍しその後は田舎でひっそりと暮らすような地味な人でした。
(彼の曾祖母は、あの大英帝国の女傑ヴィクトリア女王!)
そして、彼が何よりも苦手としたのはスピーチ。吃音の癖があり、そのため公の場で話す事を嫌っていたようです。
この「英国王のスピーチ」は、世界大戦という日本でも重大な岐路にいた昭和天皇の玉音放送にも似ている英国民に向けた王様のスピーチを題材にしている話です。

You Tubeではその彼のスピーチが聞く事が出来ます。

吃音という癖は私には分かりませんが、
このジョージ六世は、一言一言を大事にしたスピーチをしているように思うし、大変緊張したしゃべり口調です。

是非、彼を知って映画を見てみたいですね!

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