20か国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)が、カナダ東部トロント(Toronto)で26日夜、開幕した。
脆弱な状態にある世界経済を回復させる手法について、会議は冒頭から財政再建を進めたい欧州などと、景気刺激策の続行を主張する米国などの間で意見が分かれた。
ブラジルは欧州が計画している大規模な財政支出削減は、新興国経済に打撃を与えかねないと懸念を表明した。国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長もこれに同意した。
■「農業などへの投資を」 国連事務総長
また潘事務総長はワーキングディナーで、前年9月に米国のピッツバーグ(Pittsburgh)で開かれた前回のG20金融サミット以降、状況は変化したと指摘したうえで、「どんな状況においても均衡財政のために世界の最貧困層を犠牲にしてはならないということを強調したい」と述べ、雇用促進につながる農業とグリーンエコノミーへの投資を増やすよう呼び掛けた。
一方、各国首脳が到着する中、厳戒警備のトロントで行われた反G20の抗議行動はおおむね平和的なものだったが、アナキストの中で破壊行為など「ブラック・ブロック(Black Bloc)」と呼ばれる手法で抗議する一団が機動隊と衝突する場面もみられた。少なくとも3台の警察車両が燃やされ、警察は催涙弾の使用に踏み切り、75人を逮捕した。
ここ数年、G8やG20など大きな国際会議でこの種の抗議行動が増えているため、トロント中心部のサミット会場周辺を鉄やコンクリートのバリケードで包囲するなど、カナダ当局は多額の費用をかけて警備している。(c)AFP/Dave Clark
菅首相が、G8の会合終了後のインタビューで、満足げでしたが本当にそうかしら?と思いました。
G8の次はG20ですか…
今回は欧州の財政危機がテーマで、難航が予想されていますが一人何を満足したのでしょう?
鳩山さんと同じような感触を感じずには居られません。
(要は、不安ってこと)