今夜は昔飼っていた犬のことを書こう。




昔といっても7年くらい前だ。


白い芝犬。新築祝いにいただいた。


これは最晩年16歳の頃。

外飼いだった。昭和の考え方の私たちは犬を家の中で飼うということが受け入れられなくて

外にした。



気性は大人しく怖がり。


何も手がかからない子だ。


生後30日くらいで我が家に来た。



しつけをしようとしたが


信頼関係ができていないから犬にとっては恐怖でしかない。しかもまだ子犬。早すぎだ。



無知というのは恐ろしい。


これでも数匹の犬と過ごしてきたのに。



懐くわけがない。

とにかく人を怖がる子にしてしまった。




庭に放し飼いにした。幸い庭が広いので勝手に走り回っていた。


たまにボール投げたりタオルで遊び相手をするだけ。言葉や指示はほとんど通じなかった。


暑い中で地面に穴を堀り

寒い中は震えていた。極寒の冬でもガタガタ震えて耐えていた。


今考えると

犬を飼う資格が無い家だ。



とても

かわいそうなことをした。

ごめんね。


申し訳ない想いは今も消えていない。




もうすぐお盆がくる。



明日は施餓鬼でお坊さんがお経をあげにくる。




毎年あの子も来てくれているかなあ。


今の犬を彼の分まで可愛がると決めている。


これさえエゴだけどね。