「そんな扱いを受けていない」といった職場のパートさんの言葉から思ったこと。

私は2月から今の会社にお世話になり、契約社員の期間を経て正社員に採用してもらいました。

それまでの約8年は研究機関で契約社員で働いていて
それはそれでとても楽しかったし、責任を問われる立場でもなくよかったと思います。

なんでだろう、でも何か満たされなかったのは
上がらない時給なのか、
増えない有給なのか、
休みが多いと収入が左右されることなのか…

(結局お金?)

待遇面で社員さんより劣るのは仕方ない。
とはいいつつ、やっぱりどこか悔しかったのだと思います。

でも私が嫌だったのは
上がらない時給によって、自分の向上心がなくなること。

向上心がなくなるっていうのは、
こうしたら良くなるなとか、こうしたら効率いいのかなとか、このやり方どうかな、と
思案することもなくただ与えられたことをこなしていくだけになってしまっていたこと。

楽しくは仕事できてたし、大きな責任を取ることもなく、
のびのびと仕事はできてたけど、
このままじゃ嫌だなと思ったことが大きいです。

今の仕事は正直忙しいし、多少理不尽なこともあるし、覚えることもたくさんあるけど、

それでも楽しいと思えるのは、

自分のやり方を自分の中でいろいろ工夫できたり、
こうしたらどうかな?を考えて実際業務に反映出来ること。

早く仕事をするためには、この作業に時間を割くためには…
日々考えながら動けるのは今の私にとっては楽しいんです。


とはいえ、自分が契約社員だったときはやっぱり何か不満だった。
だから冒頭の「そんな扱いを受けてない」というパートさんの気持ちもわからなくはないなと思うんです。
少なからずわたしもそう思ってたから。


私がそう思ってたのは、
うーん…なんだろう。

私の雇用形態はその時契約職員で、長くて5年しか働けないし、
採用はしてもらったけど、誰でも出来る仕事だし、替えはいると私自身が思っていて。

自分を高く見積もるつもりはないけれど、
もっと仕事できるのになーとかやりたいなーと思ってもそれ以上は望まれてない感じを勝手に感じ取っていたこと。

部署内での相談事は蚊帳の外だったり、意見を求められたりってなくて。

いろいろ思うけど、それが採用されるかどうかは別としてその中に入れてもらえないと、
やっぱり士気が下がるな…というイメージ。

ミーティングはあっても電話番、とかwebで参加とか。

聞いてもわからないことばかりだけど、
その場にいないことで余計わからないから、興味も持てなかったなと。

実際この言葉を放ったパートさんは、
経験値も高くて、仕事もできる方だったから、
待遇面での不満なのか、こんなもんじゃない感なのかはわからなかったけれど。

自分もその立場だったのに、今となってはもう立場が違うとその立場のことが見えないということ。

なんか自分を残念に思いました。

いろんな立場を経験している私だから、感じられることはあったはずなのに
忘れちゃうんだなーって。

でも。

どう向き合うかって自分次第なんだって思うのです。

時給分しか働かないと決めることも
その中で向上心を持って働くことも
こういう仕事がしたい!と訴えることも

やろうと思えばできるわけで。

実際私の周りには、「パートだから」と言いながらめちゃくちゃ仕事する方がいて、
私のような新入りの面倒を見てくださる方がいる。

『そんな扱いを受けてない』と思ってやってればそういうことしかないのだろうし、
同じ環境で同じ立場でもそれなりに楽しんで向上心を持って仕事もできるということ。


そんなことを、思ったのでツラツラ書いてみました。

お読みいただきまして、ありがとうございます。