私の住むところは都内まで1時間、県庁所在地までも1時間。

 

都内への通勤者も多い(昔ながらのいい方ならベッドタウン)ところだと思います。

実際、実家は隣の駅ですが(と言っても車で駅まで10分程度かかる)、

今から40年ほど前に、東京都町田市から引っ越してきて、

父はしばらく都内に勤務していました。

 

駅前こそ高めのマンションがありますが、

少し離れれば、広い畑や田んぼが広がるのどかなところです。

 

茨城県は、県民自ら認める「何もない」県。

探せばあるけど、栃木の日光や群馬の草津温泉のようないわゆる観光名所が少ない気がします。

魅力度ランキングも最下位が続いてたし(そして今年も返り咲き笑い泣き)住んでる人はいいところも悪いところもないって感じかなと思います。

魅力度ってなんでしょうね?

 

でもなんでしょうねぇ・・・

多分茨城が嫌いなわけじゃないと思うんですよ。

ないはないなりのよさ、みたいなのに住んでる人は気づいていて

それをよしと思っている。そんな風にかんじまく。

 

この何もないって結構面白いんじゃないかなと最近思うんです。

きっとこんなことは県庁の職員さんはすでに頭をひねっていると思うし、いまさらなんですけど

こういうのどかな風景ってどこにでもあるものでもないし、

空がこんなに広く見えたり、一面田んぼだったり虫やカエルの鳴き声が聞こえたり。

「ない」があるから来て、みたいな。

都心からのアクセスの良さで、

ただ休みに来て、とか、ゆっくりしに来てとか、

今なら、テレワークしにきてとか。

昔、友人と部屋に時計もテレビもない旅館に泊まりました。

ただ、ゆっくりしに行って、時間を気にしないで過ごす。外の明るさでだいたいこのくらいかな?って想像したり。

あの頃は忙しくしてたから、とても新鮮でした。

旅行って観光地に行くことだけでもないのかな…って気もするというか。


魅力度ランキングも、考え方によれば

注目されるのは1位と最下位で、間の2〜46位がみんなの心に残らなければ、むしろ最下位の方が知名度上がるなーとか思ったりしちゃいます。私あまのじゃくだな。笑





 ↑9月の末に実家付近を撮ったもの。

住んでた頃はこんな景色に気づきもしなかったわけで、今だからこそ気づくことがあるなと思いました。


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