7月18日海の日

あこがれ先生プロジェクト「みんなの学校フォーラム」に参加してきました。

直前で参加を決め、一人でちょっと心細かったのですが、お世話になり他方で活躍する、静香さんやあきちゃんと会うことができました。

茨城で何度か開催されているプロジェクトらしいのですが、私が知ったのは今回が初めて。
毎回著名な教育人の先生方をお呼びして開催されているようです。

今回は第一部は「みんなの学校」上映、
第二部は木村泰子先生をお迎えしてのトークとワークショップでした。


「みんなの学校」の舞台は大阪にある公立の大空小学校です。
不登校、特別支援学級がなく、みんなが一緒の教室で学んでいるそうです。
詳しくはこちら

大空小が目指したことは、だれでも安心して通える学校。これに尽きるのだと思いますが、

この大空小こ初代校長が、木村泰子先生です。
映画+木村先生のお話で腑に落ちることが多く、映画を観たあとにお話が聞けてよかったなと思いました。

参加された皆様の感想がそれはそれは素晴らしい。気づきもいろいろだし、感じ方もいろいろです。
私が感じたこと、もちろんそれ以上のことがたくさん書いてあります。

長谷静香さんのブログ

あきちゃん(井上あきこさん)のブログ

1保護者として参加した私。
参加された方は現職の先生や教育関係の方も多かったのかな。
学校というものから自分が卒業して離れていましたが、
長女が入学したことでまた身近になりました。
保護者として子供や学校とこの先どう関わっていけばいいのかなと思うこともあり参加しようと思いました。

書きたいことは山ほどあるけど、
大きく響いた言葉はこの2つ。

保護者ではなく、サポーター。

人に任せるのではなく自分が変わる。

一つ目は、大空小での保護者や地域の方などの呼び名です。
保護者になるのは家の中だけ、学校では子供たちみんなのサポーターになってほしい、ということだそうです。
今学校に通うこの子たちは、未来の地域を担う子供たち。未来のためにもみんなで育てよう、見守ろうという姿勢が伝わりました。

2つ目は最後のトークショー質問で、
大空小のような学校を作りたいと思った時、私達はどうすればいいか?というような質問だったかと思いますが、
この質問の第一声がコレでした。
妙に納得しました。なんだか。変えたいならまず自分から。人任せにせずやれることから始める、そんな感じでした。

大空小には担任という言葉がなく、「担当」という言葉に言い換えられてます。
一人の先生だけでひとクラスを見るのではなくて、教師みんなが全校生徒をみる。
一人の先生だけでは解決できないこと、不得意なこと、経験不足なこと、気づきにくいこと…そんなことを教師みんなで共有し担っていくのだそうです。

これって子育ても同じだなーって。
一人でやろうとするからうまく行かないこともあるけど、周りの人に協力してもらうとスムーズに行くことや解決することってたくさんありますよね。

いろいろ思いましたが、先生も子どもたちもお互いに不完全さみたいなのを受け入れてるのかなって感じました。
だから支援が必要な子どもには子どもたちが自ら手を差し伸べる、先生のことも友達のことももちろん助ける。
これってできそうで多分なかなかできない。子どもたちが受動的ではなく能動的に動いてる様子が伝わってきました。

公立学校は地域のもの。
そこに通う子どもたちはその地域の未来を担う子どもたち。
それ以上でも以下でもない。
当たり前のようで、私は忘れてたことかな。

そして、「安心できる」ということが大きな影響を与えることもわかりました。
他の学校で問題視されていた子が、大空小に転校してきたら話と全然違う、思ったより落ち着いた子であったという話(後で少し問題も起こしますが)で、ここにいていいんだよ〜と思われてるということが分かると、心も安定するというか…

そういうことなんだろうな。

あー、長くなってしまった。
もっと書きたい気がするけど、これから私が学校と子供とどう関わっていったらいいかが少し見えた気がしました。

私はあまり学校というところが嫌いではなかった。むしろ好きだったんだと思います。
はっきりいってよく覚えてないけど、忘れられないほどの悪いこともなかったような…
先生だってみんなそれぞれいいところのある方だったと思うし。
小中ともに部活のことが記憶に残ってるけど、練習が辛かったこととか、でも友達がいて頑張れたこととか試合に勝った時は嬉しかったとか色々なことが思い出せる場所でもあります。
そして少なくとも「先生」という職業に憧れた時期もありました。大学では何気に教育学専攻してたり(笑)

このイベントの少し前に、教員をしている友達と少し学校について話すことがあって…
友人はいつもは学校や仕事については多く語らないのですが、その友人が言っていた言葉がとても私には響きました。
「勉強ならひとりでもできる。でも学校って勉強するだけのためにくるわけじゃない。これだけたくさんの人がいるところへわざわざくるわけなんだから、そこから学べることは勉強以上」
そんな内容だったとおもいますが、現役で教壇に立つ立場からの言葉は改めて学校とは、と考えるきっかけをくれたようにも思います。
やっぱり参加してよかった(^^)

実はこのイベント、他にもドキドキの案件がありまして…

その件は別記事にしたいと思います。