もうけっこう前になってしまいますが、
『受験のシンデレラ』という小説を読み終えました。
今年の春先に映画になったのをノベライズ化したもののようです。
話の流れとしては、素質はあるけど家庭の事情でまともな教育を受けられない女の子が
受験の神様と言われるような有名塾の講師と出会い、東大受験を目指すというもの。
この有名塾の講師が余命いくらもない状態なことが判明し、
最後の仕事として、この女の子を東大に合格させるべく、いままでのノウハウをたたきこむわけです。
今までのキャリアや名声を全部捨てちゃうあたりがちょっとかっこよかったです。
お金によって得たものもあるけど、失ったものもたくさんあるわけで、
その失ったものを、女の子を通して取り戻している気がしました。
あくまで受験に勝つ、東大に合格するってことだけに焦点を置いてるので、
無駄な勉強はしないし、勉強のコツみたいなのがいっぱいありました。
「数学は暗記だ!」とかね。
中学の時に通ってた塾の先生がそんなこと言ってたなぁ。。。
数学暗記してたら人生変わってたかしら?(原因はそれだけじゃないだろうけど)
勉強がすべてじゃないとは思うけど、全然ないと困るわけで、
受験という手段のためだけに勉強するのは正直どうかな~と思うけど、でも合格することで開ける道があるような気もします。
そんなわけでいろいろ考えることのできた小説でした。
今は、いまさらながら「クローズドノート」を読んでるとこです。
これも私の中では半分ほど読み進めて結構面白くなってきました。