台所でれんこんを刻んでいたら、ふと子どもの頃を思い出しました。

あれは小学5年の6月のこと。

その年の3月に父が急逝し、我々一家は6月に街場に引っ越しをしました。

それまで暮らしていたのは、同級生が5人だけの農村地帯で、街場の小学校には7月から転校することになっていました。

6月末に修学旅行を控えていて(田舎なので5.6年生が合同で行きます)、最後の思い出に修学旅行を終えてから転校することにしたのです。

そこで6月末まで、私だけよその家に預けられることになりました。

うちのばあちゃんの発案だったと記憶しています。

そこのお宅には赤ちゃんがいて、子守りをしながら預けられるという、おしんか!というシチュエーションでした。

私の生家は、かつては子守りを雇っていて私もきみちゃんという方にお世話していただいていたようです。記憶にありませんけど。

幼い私は、初めてのことで夜は枕を濡らし3日ほどで家に帰されました。

修学旅行までの残りの期間は、汽車で通いました。 


ホームシック


その後の私は、ひとり暮らしの経験もなく今に至ります。


私にはたった一度の経験しかないけれど、


その時の寂しさや、置いてきぼり感は胸の奥に仕舞い込まれていたことを思い出しました。


異国に出稼ぎ中の末娘も、似たような思いをしているのでは?と想像しているうちに、

れんこんのきんぴらができあがりました。

追記
翌年もう一度修学旅行に行くという おいしいおもひでとセットです。