ちょっと前になるのですが、とある法人の経営者さんとお話しする機会がありました。
人材確保や育成、
事業収入やクライエント確保で結構大変なご苦労をされている様子でした。
私はその方に訊いてみました。
法人の理念やコンセプトはなんですか?
びっくりする答えが返ってきました。
法人の理念もコンセプトもありません。
…。
理念やコンセプトのない会社。
そら、人も辞めるし定着しないし
何を目指して仕事すればいいか分からんわ。
一部の介護や福祉事業はまだまだ足りなくて
事業所を開けば利用者がくる、なんてこともまだあります。
もしや。
福祉や介護をするのには理念なんていらない
事業さえすれば
必要なことを
人のためになることを
やっているんだから
それでいい
その経営者さんは
そう思われているのかもしれませんが
違うと思う。
理念なんてどうでもいいという会社には
自分の考えをしっかり持った人は応募してきません。
事業さえやって収入があればそれでいいのだったら
お給料さえもらえればそれでいい人が応募してきます。
ちゃんと理念があって
その理念を実現するために
事業を行っている
そんな事業所さんを
利用者さんにも紹介したいと
思います。
因みに。
うちの法人の理念は
『人が、輝く。』
対人援助面接のコンセプトは
『生きづらさを話して手放す』お手伝い
です。
もうすぐパンフレットも作り直そうかな。